CV:高垣彩陽
概要
巨人族の国・ヨトゥンの第2王女で、ノートの双子の妹。
姫とは思えないほどの筋肉質な体形と短髪が特徴で好戦的でノリの軽い性格。「スキンファクシ」という斧を得物としている。
姉であるノートとの仲は険悪だが、もともとからそうだった訳ではなく、当初はむしろ良好だった。
だが、母であるヨトゥン女王から「姉妹のうちどちらか優れたほうを女王とする」と言い渡された事が転機となる。それは「優れた人物が女王になる」というヨトゥンの古くからの習わしによるものだった。
当時、ノートが女王に選ばれるものと思っていたダグは、姉と戦うことを強制する母の決定に納得がいかず母にノートを女王にするべきと詰め寄るが、母からは「それはあなたが決めることでもなければ、私自身が個人的に決めることでもない」と諭される。
それからノートとは距離を置くようになり、思い悩んだ後に宿命を受け入れて母の前で自ら女王になることを宣言。いつか来る戦いの時に備えて己を鍛え上げるようになった。
そんな折、神器を狙うニザヴェリルとの戦いで協力関係を築きたいアスク王国のアルフォンス王子達が来ることを知った彼女は、女王争いで優位に立てると考えて勝負を挑む。
だが、敵わないと知ると事情を説明して降参を宣言。アルフォンス達に協力するようになる。
イベント「思いを集めて 無明の闇にさす光」では、ニーナのストーリーに登場し、まさかのガールズトークを繰り広げた。更に、イベント「戦禍の連戦 虚無が、悪夢を 3」ではカチュアのお悩み相談にも乗ることになった。
性能
陽光の耀き ダグ(神階英雄)
「ヨトゥン王国第二王女ダグちゃんでっす☆
遊びに来ちゃったよん。
よろしくねー!」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | スキンファクシ(専用) |
奥義 | 竜穿 |
A | 攻撃速さの渾身4→攻撃速さの魔刃 |
B | 双姫の陽翼(専用)→双姫の陽翼・神(専用) |
C | 迅雷風烈・偶数3 |
2021年3月から早くも登場。光の神階英雄では初の枠追加でレギンに続いて二人目となった。
ステータスは攻撃速さが高めで魔防は低い。
専用武器は速さ3に自分のHPが25%以上あれば戦闘中、全ステータス+5かつ連帯効果。HP条件だが暴走アイクの持つ「混沌ラグネル」と同じ効果。弱体化されても関係なしにガンガン攻める好戦的な彼女らしい効果。上手いことデバフにかけられたら、渾身も含めて高火力と楽に追撃をとれる。
そして特徴が専用Bスキル「双姫の陽翼」ダグがいるマスを味方が通り抜ける場合、天駆の道が発動。ダグにいるマスは移動マスにカウントされない。所謂味方の移動距離が伸びる。移動タイプによって距離や地形などで移動出来ないマスでもダグがいれば距離を伸ばしてくれる。騎馬だと合計4マス移動可能で移動+1が付与していると合計5マス移動可能。奇襲や移動距離をサポートしてくれる。そして自分のHPが25%以上あれば戦闘中、敵の速さ守備-5かつ見切り・追撃効果。追撃効果を持つ海賊ヴェロニカや総選挙ヘクトルには相性が良い。
ただ素の守備と魔防は中途半端で遠距離からの攻撃は何も抵抗出来ないのが欠点。HPも少し心細いので渾身ですぐ体力を削ってしまうので戦いすぎにも注意。戦う場合はHPをよく見て管理しておこう。
2024年3月のアップデートで上方修正。
Aスキルは「攻撃速さの魔刃」へ。条件付きとなるがHPが減るリスクは無くなり、錬成ブレス効果で戦いやすくなった。
Bスキルは「双姫の陽翼・神」へ。効果条件に変化はないが新たに攻撃もデバフ対象となり、速さの20%分、ダメージに加算して奥義以外のダメージ軽減効果を半分無効。よりダメージを増やせる事が可能に。
同時に錬成武器対象に。
効果自体に変化はないが新たにターン開始時、ダグと支援を組んでいる味方に天駆の道付与が追加。
特殊錬成効果は自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、敵の攻撃速さ守備-4かつ敵が受けている攻撃速さ守備のバフ値2倍分、攻撃速さ守備が減少して攻撃の10%分、ダメージに加算と最初の攻撃と二回攻撃のダメージを40%軽減。
これで支援組む必要となるが天駆の道を付けられるようになり、敵のバフ次第で大幅弱体化も狙えるようになる新たな個性を得た。
巨人姉妹の年明け ダグ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 弓/飛行 |
武器 | 巨人姉妹の弓(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 攻撃速さの渾身4 |
B | 双姫の陽翼(専用) |
C | 攻撃守備の牽制3 |
2022年1月からお正月の超英雄として登場。姉のノートと2022年最初の比翼英雄として実装。
神階版とステータスを比べると飛行で機動力は上がるが守備と魔防が下がってしまい、殴り合いに少々弱くなった。
専用武器はキラー武器効果にお馴染みの飛行特効と、自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、敵の攻撃速さ守備-5かつ自分が受けている攻撃速さ守備のバフ数値分、敵の攻撃速さ守備を減少する効果で、打って変わって自分がバフを受けていると敵が弱くなる神階版と対の効果。天駆の道も健在で味方の機動力サポートも充実。
専用Bスキルもそのままで尚かつCスキルの牽制と組み合わせると攻撃速さ守備を大きく弱らせる力技が可能。
比翼効果は自分と自分中心の縦横5マスの味方には全ステータス+6かつ『天駆の道』付与。機動力を増やしつつ、バフを付けるといった攻めに向いている。
しかし殴り合いやデバフに弱くなった方向でパニック等のバフ反転されると一気に弱体化する。おまけで自分にも飛行特効の弱点があって今まで以上に紙耐久。最初からバフ付与の効果を持っておらず、スキルを発動させたい場合は踊り子かサポート要員を入れて補おう。
暴風王女 ダグ
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 風神の団扇(専用) |
奥義 | 竜裂 |
A | 攻撃速さの激突4 |
B | 双姫の天翼(専用) |
C | 攻撃速さの奮進 |
2023年9月の超英雄で今回は単独参戦。
通常版とステータスを比べると攻撃速さは上がっているが苦手の魔防は余計下がってしまった。
専用武器はキラー武器効果と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ自分のバフと敵の最も高いバフ数値分、各ステータスが増加かつ敵のバフ数値分、敵の各ステータスが減少して最初に受けるダメージが40%軽減して奥義カウント変動量+1。神階版と正月版と三度違ってこちらは自分と敵のバフが多ければ自分が強くなって敵が弱くなる新パターン。
専用Bスキル「双姫の陽翼」のグレードアップ版が登場。天駆の道、敵の速さ守備弱化、見切り追撃効果は変わらないがターン開始時にダグと支援組んでいる味方に天駆の道を付与する効果が追加。支援を組む前提となるが自分味方共に機動力が上がりやすくなった。
魔法攻撃が弱いのは変わらずで騎馬特攻にも注意。
耀きの陽光 ダグ(お供英雄)
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 始まりの巨人の剣(専用) |
補助 | 引き戻し・歩法 |
A | 攻撃速さの突破 |
B | 始祖の炎翼(専用) |
C | 再移動制限・不惑 |
2024年10月から戦禍の連戦で敵ユニットから登場したが同月にお供英雄で実装。ヴェズルフェルニルの力を取り込んでパワーアップした姿。
神階版とステータスを比べるとHP以外は上回る。
専用武器はキラー武器効果とターン開始時、自分を中心とした縦横3列に味方がいれば自分と自分を中心とした縦横3列の味方に攻撃速さ+6と見切り追撃効果付与。
もう一つは自分から攻撃するか自分を中心とした縦横3列に味方がいれば戦闘中、全ステータスが自分を中心とした縦横3列にいる味方の数×3+5分増加(最大14)かつデバフ&キャンセル無効と自分を中心とした縦横3列にいる味方のうちバフ合計値が最も高い値の50%分与えるダメージと最初の攻撃か二回攻撃の受けるダメージと敵の奥義攻撃時の受けるダメージが増減する。味方と共に強くなる効果で性格に合った代物。
引き戻しのグレードアップ版が登場。効果自体に変化はないが現ターンで補助スキルを使用している時は再移動(1)が追加。自分も離れることが可能になった。
専用Bスキル「双姫の陽翼」の新たなグレードアップ版が登場。「双姫の陽翼・神」の後半効果とスキンファクシ(錬成時)一部効果(自分のHPが25%以上・攻撃速さ守備・奥義以外のダメージ軽減半分無効)に変化はないがステータス減少の条件がバフ数値の2倍+5分減少へ強化と戦闘後にHP7回復が追加。
支援条件もダグと支援を組んでいる味方が1体のみでテキストが変更。新たに支援がいない場合は最も守備の高い味方が対象になるが追加。スキンファクシ(錬成後)と双姫の陽翼・神を組み合わせた効果になっている。
お供の心の追加アクセサリーは光る鳥。
余談
ダグとは北欧神話で昼の神とされている人物であり、夜の神であるノートとは対をなす存在である。また専用スキル「双姫の陽(月)翼」もお互いのシンボルを記している。
担当声優の高垣彩陽はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
専用武器の「スキンファクシ」は、ノートの専用武器「フリムファクシ」同様、本来は彼女の愛馬の名前であり、どちらも天を駆けるほどの名馬で、お互いが12時間ごとに特定の道を駆けることで昼と夜が産まれたとされている。
ヒーローズでは女性であるが、原典でのダグは男であり、ノートの息子である。ノートが女性らしいのに対して、ダグがややガサツで子供っぽいのは元ネタが少年だからであると思われる。
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ファイアーエムブレム ファイアーエムブレムヒーローズ ノート(ファイアーエムブレム)
エンディング(ネタバレ注意)
ダグを庇ったことによりノートは死亡。次期女王はダグとなった。
レギンはニザヴェリルの女王として国の復権をする立場となるがアルフォンス達と冒険したことで寂しさと不安が芽生え、お別れするのを拒む。
これを聞いたダグは「しばらくの間ニザヴェリルをヨトゥンに預け、王族としての修行も兼ねて自分が総督となって管理をする」という案を出した。これによってヨトゥンは事実上、二つの国を治める事となる。この提案でダグの評価が上がった召喚師は多い。
レギンは色んな世界を学び、恩返しも兼ねて未来のニザヴェリルを活かすことをダグと約束し、ダグはアルフォンス達と別れる。
ダグ自身にも王族としての自覚が出てきており、ニザウェリルとヨトゥン、この先の双方の未来が平穏であると願いたい。
なお、「敵国に預けて大丈夫なのか?」と言った声が一定数あり、実際今回の戦争のゴタゴタや、大昔にヨトゥン国がニザヴェリル国を支配していたという歴史もあった(ニザヴェリルが魔道科学を発展させるきっかけになった)が、ダグとレギンの仲は良く、上記の通りダグは王族の自覚が芽生えてきているため、心配はいらないだろう。