もしかして→ダークホーン
概要
ガイロス帝国がゼネバス帝国より接収したレッドホーンを強化した機体。
名前の通り機体色は黒で、暗黒大陸で産出されるディオハリコンという物質を組み込む事によって体内組織が発光しており、その反応によって発生したエネルギーを利用している。
ディオハリコンの影響でレッドホーンとは比べものにならないほどの出力を有するようになり、エネルギーを充填して放つハイブリッドバルカンの威力はカノンフォート二体まとめて破壊できるほどの威力を発揮する。
- ハイブリッドバルカンの弾丸がエネルギー弾なのか、エネルギーを利用して実弾を撃ち出す物なのかは不明である。
さらに複数でかかれば、あのマッドサンダーすら撃破できるポテンシャルを有していた。
後の時代では、「大異変」によりディオハリコンの採掘が出来なくなった上に、コスト高からほとんどの機体は赤く塗り直されてレッドホーンになってしまった。
また、技術革新により開発された後述の「レッドホーンGC」や「レッドホーンBG」が配備されており、それらが後にダークホーンに改造された。
この次世代ダークホーンは西方大陸戦争では既に投入されていたようだが、性能についてはレッドホーン以上である以外は不明。
ただし、暗黒大陸の戦いではライトニングサイクスの僚機としてカール・リヒテン・シュバルツの護衛を務めているため、オーガノイドシステム搭載機に引けを取らないスペックを持っている可能性はある。
アニメ版ではゼネバス帝国が存在しないため、明言はされていないが、おそらく単なるレッドホーンの上位相関ないしエース用機と思われる。
シュバルツや彼の配下、プロイツェンの部下等、エリート部隊が運用した。
バリエーション
ダークホーンとほぼ同じ武装構成のレッドホーンのバリエーションも、便宜的にこちらに記載している。
ダークホーンWB(ダブルバルカン)
アニメ『ゾイド-ZOIDS-』で散見された、ビームガトリングユニット二門を搭載した機体。
ムンベイの友人である資産家のマクマーンが邸宅警備用に用意していた個体や、レイヴンが奪取して暴走したものがある。
どういう原理かは不明だが、レイヴンが脱落したガトリング砲をダークホーンの口に咥えさせて発射していたシーンは有名。
『ゾイドフューザーズ』にも幾度か登場する。
ダークホーンHS(ハリースペシャル)
アニメ『ゾイド新世紀/ゼロ』では、チーム・チャンプのリーダーのハリー・チャンプの機体として登場。
ダークホーンにアイアンコングPKのビームランチャーを追加し、ガトリングとランチャーを同時に装備した豪華な機体となっている。
ただでさえ重武装な本機にさらに火器を追加し、その結果の重量増加による機動力低下を補うために両側にスラスターの追加をしている。アイアンコングのビームランチャーや大型スラスターを装備するのは、下記の「レッドホーンBL」や「レッドホーンSS」に通じるコンセプトである。
こうしたカスタマイズの背景には、ハリーの実家の潤沢な資金と彼の趣味が反映されており、またストーリーの経緯を見ても複数の同型機を所持していた可能性すら示唆されている。
初登場回では、ビルを突き破って登場したり、ビット・クラウドのライガーゼロと互角の追いかけっこをしながら攻撃を続けるというダークホーンらしからぬ機動性を見せたが、重武装でスラスターによる強制的な高機動という無理な改造により、機体への負荷が増大していたため、その隙を利用されて脚部を破損させられて敗北した。
レッドホーンBG/レッドホーンGC
前者はビームガトリング、後者はガトリングカスタムの略。BGはダークホーンのレッドホーンカラーで、GCはほぼダークホーンと同じデザインである。二通りの名前があるが、色以外にどのような差異があるのかは不明。
旧大戦のダークホーンのガトリングはディオハリコンのエネルギーを利用した物だったが、こちらはビームを撃ち出す物となっている。
バトルストーリーではGCがセイバータイガーATと共に次世代ゾイドコンペでジェノザウラーと戦うが、瞬殺されている。BGは公的な出番は無いが設定上、正式採用されている。
アニメ『ゾイド-ZOIDS-』ではダークホーンが出た一方で本機は登場しなかったが、『ゾイドフューザーズ』ではこちらが通常のレッドホーンとして登場している。
レッドホーンBL
ゲーム『PSゾイド2』に登場した機体で、レッドホーンBGのガトリングをアイアンコングPKのビームランチャーに変えた機体
レッドホーンMK-Ⅱ
ゲーム『PSゾイド2』に登場した機体で、レッドホーンBLにAZ対空ミサイルを追加している。
レッドホーンSS
ゲーム『PSゾイド2』に登場した機体で、アイアンコングPKの大型スラスターを装備して機動力を向上させている。
関連イラスト
