開発:タムソフト
発売:タカラ
発売日:1996年12月6日
ジャンル:レースゲーム
概要
初代プレイステーションで発売をしたゲームソフト「チョロQ」をバージョンアップをしてPlayStation the Bestとして再発売したゲームソフト。
ゲームの内容としてはバージョンアップ前とは変わらない。
ゲーム内容
概要通り、ゲーム内容は【チョロQ1】を詳細。
バージョンアップにより変化した事
主にボディの追加、バグの修正、インターフェースの変更が行われている。
1Pモードでの車の挙動や敵のAI、パーツのパラメータなどは(おそらく)変更されてない。
- ボディの追加
謎の店にてCーCAR(メルセデス・ベンツ・C11)ときかんしゃ(機関車)が購入できるようになった。
値段はどちらとも1000G、まさかのせいそうしゃと同じ値段である。
データ自体は無印版にも存在しているため、Ver1.02で追加ボディを買ったセーブデータを無印版でロードすることで、無印版でも使用することが可能になる。
(TECHPlaystation5月号の付録CDにもあったのだとか。)
さらにそれを買い取りショップへ持っていくと、なんと25000Gもの大金で売ることができる。
これを利用すればあのパーツも楽々購入可能。
- 走行距離オーバーフロー発生時の挙動変更
本作には坂道を利用してバックする、または1時間ほどひたすら逆走し続けると、そのレースにおける走行距離がオーバーフローを起こすというバグがある。
無印版ではオーバーフローさせると累計の走行距離が減算される形になり、累計走行距離をマイナスにすれば走行距離欄の表示をバグらせることもできた。
Ver1.02ではマイナスにはならなくなったが、オーバーフロー自体は残っており、坂道で少しバックするだけで走行距離を1レースあたり300kmほど一気に増やすことができるようになってしまった。
何故大元の原因であるオーバーフローのほうをなんとかしなかったのだろうか…?
このオーバーフロー現象は次回作以降も直っていない。
Q2ではVer1.02と同じ結果となる。
Q3・ワンダフォー!では走行距離がマイナスの場合0として扱われるようになった。
- レース挑戦回数のオーバーフロー修正
こちらもオーバーフローバグの修正。
無印版ではレースの挑戦回数が255回を超えると0に戻ってしまっていたが、Ver1.02では99回でカンストするようになった。
- 初期ボディ購入バグ修正
無印版ではボディショップ入店後車体のロードが終わる前にボディを買う事で車のグラフィックを一時的に初期ボディにするというバグがあったが、Ver1.02ではそれができなくなった。
- とにかくあそぶモードの仕様変更
無印版ではレース終了後に再スタートするとスタートポジションが直前に終えた順位の位置になっていたが、Ver1.02では常に10位からスタートするようになった。
次回作のQ2以降もVer1.02と同じ仕様になっている。
- 追跡パワーアップシステムの挙動変更
ふたりであそぶモードでは、1Pか2Pのうち後続側の加速と最高速が上がるハンデが与えられる「追跡パワーアップシステム」が適用されるのだが、無印版とVer1.02とで挙動が異なる。
初期版のほうが制限が緩く速度が伸びやすい模様。
- 各種メニュー画面のインターフェース変更
- タイトルメニューのレイアウトと配置が変わった
- カーソルに指されている選択肢の文字色について、無印では黄色に変わるものと白のままのものとがあったが、Ver1.02ではすべて黄色に変わるようになった
- ショップ売買時の確認メッセージ「(パーツ名) XXXXG を かいますか?/うりますか?」のXXXXのフォントが変わった
- 「おかねが たりません。/パーツは32コまでしか~」のようなショップ中に出る警告メッセージのウィンドウの形と文字色が変わった
- グランプリ中のポーズメニューのウィンドウが小さくなった
- 走行距離が下5ケタ分しか表示されていなかったが、Ver1.02では6ケタ目以上も表示されるようになった
- とにかくあそぶ/ふたりであそぶモードの「ゲームを終る」選択時に出る確認メニューのレイアウトが変わった
- 説明書のスクリーンショット差し替え
取扱説明書7ページ上部「ステイタス画面表示について」に添付されているセッティング画面のスクリーンショットが初回版とVer1.02とで異なる。
注目すべきは初回版のほうで、こちらは製品版と異なる表記や本来存在しないはずのパーツがある。
具体的な製品版との違いは以下の通り。
- 「おもさ 500」表記
- ミッション「5ATクロスタイプ」装着
- クラクション「ノーマルホーン1」装着
- パラメータのゲージの色
これらは開発中の名残と思われる。
関連タグ
チョロQ1…バージョンアップ前の旧作品。
チョロQ2…タムソフト開発チョロQ二作目。続編
チョロQ3…タムソフト開発チョロQ三作目。
闘神伝…同じくタカラ発売タムソフト開発のゲーム。エリスホーンやアクマのおたけびなど、闘神伝から使われている。