開発:タムソフト
発売:タカラ
発売日:1996年3月22日
ジャンル:レースゲーム
概要
初代プレイステーションでのチョロQシリーズとしては第一作目。
ゲームタイトルは「チョロQ1」ではなく「チョロQ」とシンプルなタイトルである。
また、これとは別に細部のバグを修正するなどのバージョンアップを施して再発売した「チョロQVER.1.02」も存在する。
ゲームタイトルがそのまま「チョロQ」なので、玩具のチョロQとの区別のため「ゲーム版チョロQ」「初代チョロQ」「チョロQVER.1.02」「チョロQ1」と呼ぶ人が多い。
ただ、「初代チョロQ」だと玩具の初代チョロQと重なるので更にややこしくなる事も。
チョロQVER.1.02
後にBest版として再販されたものは「チョロQVER.1.02」としてバージョンアップが施されている。
バージョンアップの詳細は【チョロQVER.1.02】を参照。
ゲームの内容
レースをしてお金を稼ぎ、稼いだお金を使用して新たなパーツを購入してカスタマイズし、自分だけのチョロQを作り上げてワールドグランプリの優勝を目指す。
登場ライバル車
※括弧内に車種を表記
スプリントレース
本作のみスプリントレースとワールドグランプリでライバル車が異なっており、スプリントレースのライバル車は名無しになっている。
- (FTO)
黄色と黒が特徴のスプリントレースで一位のポジションを維持するライバルマシン。
稀に二番手であるGTRに抜かれたりする事も稀にある。
更にはコースによってはあいつに抜かれることも。
- (日産・スカイラインGT-R・R33)
真っ白な色GTRのボディをしたライバルマシン。
二番手のポジションを維持するが、稀に一位を取得する事も。
- (トヨタ・セリカ T200・GT-FOUR)
赤と白色が特徴のライバルマシン。
三番手のポジションを維持するが、以上のライバルマシン達を追い抜く事が本当の稀にある。
- (ポンティアック・ファイアーバード)
赤いボディにボンネットの黄色の不死鳥の絵が特徴のライバルマシン。
四番手のポジションを維持。
- (ホンダ・CR-X EF)
青色のボディが特徴のライバルマシン。
五番手のポジションを維持。稀に上のライバルマシンに勝つ時も。
- (三菱・パジェロ)
えんじ色が特徴のライバルマシン。
六番手のポジションを維持。ダートコースが得意。
続編となるチョロQ2にもボディが酷似した「スーパー4WD」というチョロQがいる。
- (BMC・ミニ)
緑糸が特徴のライバルマシン。
七番手のポジションを維持。
- (モーガン・4/4)
赤と黄色が特徴のライバルマシン。
八番手のポジションを維持。スペシャルサーキットでは最下位ポジション。
続編となるチョロQ2にもボディが酷似した「オールドファン」というチョロQがいる。
- (せいそうしゃ)
チョロQではお馴染みとなっている清掃車のボディをしたライバルマシン。
最下位のポジションを維持する最弱チョロQ。
プレイヤーが最下位以外のスタートとなる場合、どういう訳かスピードがアップする。
続編となるチョロQ2以降は「せいそうしゃ」と名が付くが、本作ではワールドグランプリには出走しないため名前はない。本作のみカラーリングもタイプが別物。
ワールドグランプリ
- ブラック・マリア(メルセデスベンツ・SL600)
冬のワールドグランプリに出場する黒一色のボディを持つライバルマシン。
ラスボスとしても語られる。
※実はオープニングでのゼロヨンストリートを走り回るマシンである。
冬のワールドグランプリで初めて目の当たりにしたプレイヤーは恐らく驚いた事だろう。
また、スペシャルサーキットにも出場し、続編チョロQ2にも裏ボスとして登場する。
- ロードバスター(ランボルギーニ・カウンタック)
春のワールドグランプリのライバルマシン。
ボスマシンとしても語られる。
春のワールドグランプリではポールポジションを獲得していたが、冬のワールドグランプリではブラック・マリアの参加により、二番手に食い下がるライバルチョロQに。
- ブルーアロー(フェラーリ512BB)
直線コースと高速コーナーが多いコースで、その力量を発揮するライバルマシン。
- ホワイトカーニバル(ポルシェ911)
とにかく遊ぶモードのホワイトイーグルに似ているが、全く別のライバルマシン。
- トップドッグ(ランチア・ストラトス)
春のワールドグランプリの強豪マシンの中でも最も安定性が高いライバルマシン。
余程のトラブルが無い限りは、常に上位に食い込む走りを披露する。
- グランドマスター(ランサーエボリューションⅢ)
安定した走りを見せるライバルマシン。
得意なコースでは上位に食い込む走りを披露する。
- ライトマンタ(FTO)
高い安定感を持つライバルマシン。
オフロードコースが苦手であるが、最高速度が重視される直線コースに強い。
- タウンヒーロー(RAV4 XA10)
オフロードコースを得意とするライバルマシン。
逆にオンロードコースは苦手としており、下位に甘んじている。
- メタルビート(フォルクスワーゲン・タイプ1)
加速力も低く、最高速度も低めのライバルマシン。
ワールドグランプリの全コースで下位に甘んじているが、低速コーナーが多いコースに強く上位の食い込むことがある。
- マルヨン(トヨタスポーツ800)
春のワールドグランプリのみに出場する最下位ポジションのライバルマシン。とにかく遊ぶモードのグリーンキャットの色違い。
冬のワールドグランプリにブラック・マリアが出場するため後のワールドグランプリには登場しなくなる。
そのリストラの影響か、何故か人気キャラである。
関連イラスト
余談
「チョロQシリーズの一作目」や「初代チョロQのゲーム」などと言われている作品だが、
厳密には第一作目ではない。
最初のチョロQのゲームは1984年に発売されたタイトー開発のMSX用ゲームである。
タイトルは本作同様「チョロQ」。ジャンルとしてはレースゲームではなくアクションゲーム。チョロQを操作して他のチョロQをかわしつつパーツを集めてもう1台のチョロQを組み立てるといった内容。
とはいえこの作品はシリーズ化されることは無く、「チョロQシリーズ」という呼称自体も本作を初めとするレースゲームに向けて用いられることが多い。
関連タグ
チョロQVER.1.02…バージョンアップした作品。
チョロQ2…続編にしてタムソフト開発チョロQ二作目。
チョロQ3…タムソフト開発チョロQ三作目。
闘神伝…同じくタカラ発売・タムソフト開発のゲーム。エリスホーンやアクマのおたけびなどの効果音は同作から使われている。