プロフィール
紹介文
自らを「剣持つ救世主」の生まれ変わりと主張する少女。
剣持つ救世主は西方教会で神と崇められる存在で本来自称するなど
異端認定してくださいと言っているようなものだが
あまりにも荒唐無稽な主張のため異端審問官からも相手にされていない。
実力は確かだがもうひとりの神童に圧され永遠の2番手を宿命づけられた悲運の人。
人物
外典「剣の唄と失楽の翼」実装時に追加されたキャラクター。
同時に実装された新属性「陰・雷・晶」のうち「陰」属性を持つ新システムを引っ提げたトップバッターである。
陰、雷は互いに弱点を突き合い、晶は晶同士で弱点を突き合うが他の属性を軽減する関係になっている。
如何にもお嬢様育ちな少女で「なのだわ」が口癖。
メリナ(13歳)の1歳年上と幼いながら教団でも地位が高い方でプライの直属の上官。
しかし、自己顕示力が強く、かつ子どもらしい直情的な性格のためプライすら空気を読まざるを得なくなっている。
プライに対しても「肉壁として頼りにしている」と中々にぞんざいな扱いだがこんな扱いも信頼あってこそのものである。
ウーパールーパーっぽい四足歩行の動物「モケ」を連れている。外典で少し掘り下げがあるが、メリナのノアと異なりパルシファル王に謁見しようと緊張していたところで出会ってそこから勝手についてきたという経歴でこちらも扱いはぞんざい。モケの出自も外典で明らかになるがどうやって中央大陸にやってきたのか等謎はまだ多い。
戦闘では武器となる双剣を宙に浮かべて戦うが、これはメリナに対抗するための完全な伊達・酔狂であり、手に持って斬った方が普通に強い(モーションはASルイナの流用)。周りからも手で持った方が強いのにとか言われている。
実際に本気を出す際は両手に剣を持つ。それがアナザースタイル アビスリベレータである。
「剣持つ救世主」の生まれ変わりも「翼持つもの」の生まれ変わりと言われるメリナに対する自称。自分がメリナより優れているところを見せようとしているが、当のメリナからは大人の対応をされるばかりである。
他の西方聖職者と同様に外典における主要な人物。賑やかしな役回りを持つことが多いが、その思想がストーリーを大きく突き動かすこともある。
その活躍から外典終了後の4周年記念の人気投票では不動の1位だったアルドから首位を奪うという快挙を成し遂げた。一押しでは流石に敗れたが、それでも2位と大健闘である。
モケも総合13位、一押し19位と新参のNPCとしては破格の順位を獲得した。
ゲーム面での性能
アビスデボーデ
聖職者の地位にあるが、プリーストでなく剣を振るう専門で回復は使用しない。
新属性を引っ提げて登場したチルリルであるが、ルナティックの仕様もあり有り体に言えば一発屋である。
通常時も「ヴォイドストライク」による物理防御デバフが強力だが、真価は新属性持ち固有のコマンド「ルナティック」にある。
戦闘してみると「通常攻撃」が「ルナティック」に置き換わっており、使用すると陰属性固有の防御力を攻撃力に変換する「挺身」バフを自身に付与し、固有スキルがグンと強くなるのだ。
一回の戦闘で一度しか使用できないが、その火力は凄まじく、アナザーフォースでバンバンダメージを叩き出していこう。
「ルナティック」中は防御力が下がるというデメリットもあるが、初手で通常攻撃ができないというのは意外と面倒な要素であり、格下の雑魚敵処理に意外と難儀する。
あまりにもボス戦に特化した性能は臨機応変にスキルを使いこなせるメリナと対照的と言える。
アビスリベレータ
2021年3月11日、外典最終話配信と同時に実装されたアナザースタイル。
シュゼット、マイティ、イスカに次いで短い期間でアナザースタイルが実装されたことになる。
アナザースタイルではルナティックの効果も攻撃するたびにダメージを受け、与えるダメージアップといのちのたまを彷彿させる効果の「捨身」に変化。
更にコマンドだけでなくヴァリアブルチャントでもルナティックを起動するようになった。それぞれ1戦闘に1回ずつであり、同時に使用しても残りターンを上書きするだけである。
そしてスキルも自傷&背水をコンセプトにしたものになっており、ノーマルスタイル以上に決戦仕様となっている。
HPを低く保つことが高威力を出す条件になっているため、HP吸収効果のある陰属性強化の剣との相性が致命的に悪くなっている。低HPで攻撃が強化される現代東方の八妖武器「勾践精怪剣」を持たせよう。
「HP最大時強化」グラスタの恩恵にもほぼあやかれないのも残念なところ。
関連タグ
メモリア・フレーゼ…コラボキャラクターとして登場
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以下にネタバレあり
メリナへの想い
チルリルが本当に憤っていたのは、自分よりも天才のメリナではなく、メリナを「翼持つもの」として崇め、勝手な期待を押し付ける大人たちである。
自分よりも年下ながら、真面目なメリナが不満や不安を口にすることなくその期待に応えようとしている姿を、内心ではずっと痛ましく思っていた。チルリルが「剣持つ救世主の生まれ変わり」を名乗るようになったのも、メリナの負担を少しでも軽くできればと思ったからであり、もういない神に頼るのではなく、自分たちの力で未来を切り開こうとする意志の現れである。
それ故にメリナがある人物の罠に嵌って異端審問にかけられた際に、周りの司祭たちが手の平を返したようにメリナを「翼持つ者と語った不届き者」と罵った時にはかつてない程に激怒し、チルリルの本心と想いは周りの大人たちの心を動かす事となった。