プロフィール
人物
本作アナザーエデンの主人公。
ミグランス王国の田舎の村、バルオキー出身の青年。
ただし血の繋がりがあるのはフィーネだけで、16年前に妹共々月影の森に捨てられていたのを村長に拾われた過去がある。
村の警備隊に所属し、友人のダルニスや後輩のノマルと共にトラブル解決や警備の任に当たりながら平和に暮らしていた。
ある日、村が魔獣族の襲撃に遭い、その最中フィーネが魔獣に攫われたのを切っ掛けに、妹を救う為の旅に出る。その道中で過去、未来、現在、全ての時空を脅かす災厄に直面し、立ち向かうこととなる。
誰も鞘から引き抜くことができない巨大な剣を腰に吊るしている。
性格
主人公らしくお人好しで中々熱い性格。警備隊の職業柄か困ってる人は捨て置けない。
ただしこの手のキャラには珍しく、それなりに警戒心も強く、仲間が騙されたりしていないか疑いを持って事に当たることもある(ただ割と騙されたりしている事も多い。メインシナリオでもかなり重大なポイントで騙されている)。
困っている人を放っておくことができず、正義感が強い。また全くと言って良いほど欲がなく、頼み事は悪事でなければ基本引き受け、見返りを求める事もない。仲間たちのことは大切に思っており、仲間を侮蔑する者には誰であろうと怒りを露わにする。
それらの性格から仲間たちからはお人好しと言われつつも、絶大な信頼を寄せられている。一方で天然タラシで鈍感なところもあり、女性に対しても素で「かわいい」「きれい」とストレートに褒めるため、一部の仲間の女性をドギマギさせることもしばしば。何人かには誰彼構わずそんな事を言うなと怒られているが、本人は何がダメなのか全くわからないため天然タラシの自覚がない。
その人柄からプレイヤーたちからの人気も高く、公式人気投票では1位常連だった(第四回でチルリルに首位を明け渡し2位)。
また順応性が高い。自分の時代にはいなかったアンドロイドのリィカとすんなり打ち解けたり、明らか人外(というか見たまんまカエル)のサイラスに最初こそ面食らうもののあっさり受け入れたり、魔獣とのハーフである事を理由に差別されているロキドに対しても普通に接し、周囲の人間の差別的な態度に憤ったりしている。
誰に対しても分け隔てなく、現代の時代で敵対している魔獣たちに対しても、危害を加えるなら容赦しないものの差別意識はなく、仲良くできるのならそれに越した事はないと思っている。
文化の違いにもおおらかで、未来の技術のメールやネットも割と早めに理解している節があったり、カメラの使い方を簡単に説明されただけで使いこなしている。
魔剣オーガベイン
アルドが常に提げている大剣。誰も鞘から抜けない為、アルドは普段の戦闘では普通の剣を使用している。
序盤で剣の意思に呼びかけられた事で鞘から抜けるようになり、圧倒的な力量差で打ち負けた魔獣王相手に喰らいついている。
鞘から抜かれた刀身は青みがかっており、燃え盛る炎のような形状をしている。
ストーリーが進むと封印を限定的ながら自由に解除出来るようになり、強力な必殺技、アナザーフォースが解禁される。
剣に宿る意思はかつて魔獣達に滅ぼされたオーガ族の怨念であり、同じく魔獣と敵対しているアルドに力を貸す。
表向きは。
その際、人間の王が使っていた聖剣に彼らの恨みが取り憑いたのがオーガベインの正体である。
ストーリー中で真相が明らかになったオーガベインは、アルドを利用し人間を滅ぼすつもりだった事を白状し、戦闘に突入。この戦闘ではオーガベインの力に由来するアナザーフォースが封印される上、オーガベイン自身もかなり強力な為レベルが生半可だと苦戦を強いられる。
見事勝利すればいっときアルドに力を委ねる事を承諾してくれる。
しかし、万物の破壊の野望は潰えておらず、隙あらば牙を剥かんと企んでいる。
オーガベインは元々古の時代から人間の王が使っていた聖剣が変貌したものだが、聖剣自体は現在のミグランス王家に伝承されている。つまり同じ剣が二振り存在する(この事に関してはアルドにオーガベインの真実を告げた穏健派の魔獣も訝しんでいる)。
さらに力を貸す事を了承したとはいえ、口ぶりからして人間への復讐を諦めた様子のないオーガベインがこのまま大人しくしているとは思えない素振りを見せている。
これらの謎は第1部では一切触れられずエンディングを迎える為真相を知ることは出来ない。
その後1.5部「オーガ戦役」がアップデートで追加され、オーガベイン誕生秘話がストーリーで語られており、同じ剣が二振り存在する理由が明かされる。
アルティマニアによると、元々はアルドの育ての親であるバルオキー村の村長の持ち物であったことが明かされている。
40年ほど前に瀕死の剣士がオーガベインを携えて村に現れ、村長に剣の由来を話した。誕生から憎悪のままに数多の命を斬り伏せ持ち主の命すら奪う呪いの剣であり、いつか世界を終わらせると言われていること、とある巫女によって聖なる鞘の中に封じ込まれ以降呪いは発動しなくなった事、それでも持ち主にAD300年のバルオキーを目指すように言い続けていたこと。
剣士が息を引き取った後、村長は誰の目にも触れないように隠していたが、ある日アルドが隠していた剣を見つけて手に持っていたのを見てしまった。その光景を見た村長はオーガベインはアルドに会う為にここに来たのだと確信し、不吉な予感を覚えながらもアルドに託すことを決めたという。
ゲーム面での性能
☆3(アイテムが揃えば☆4になる)なので、目覚ましい性能ではないが全体攻撃と火属性攻撃を持っている。
主人公らしいソツのないスキル編成をしており、敵全員に攻撃する回転斬り(スキル強化で「エックス斬り」を習得)、単体に二連続攻撃を行うハヤブサ斬り、単体炎物理ダメージのファイアスラッシュ系統を習得する。
基本的にはどんなバトルでも腐る事のない能力をしている。
主人公のため最初から使用可能で、初期レアリティは星3、クラスチェンジすれば星4となりレベルキャップも50(リリース当時は40)から60に引き上げられるため、メインシナリオをクリアするのに十分な強さを持っている。
本作にはヴァリアブルチャントというバフスキルを全員が持っている。
仲間を控えから戦闘に出した際に1ターンだけ効果を発揮するスキルだが、アルドは「味方全体の腕力と物理耐性をアップ」。物理攻撃力と防御力を上げるので状況に合わせれば強力になる。星4では珍しく、スキルLvがシナリオ進行に合わせLv3まで上がる。
弱点はアナデン物理職の共通の悩み、MP上限不足。調子に乗っていると即息切れを起こす。
またストーリー中盤で使用できるようになるアナザーフォースという必殺技のようなものがある。ゲージが無くなるまでMP消費なしでスキルを連発できる。ゲージを最大の状態で始め、パーソナリティが同じ味方が複数いれば最後に連携技を出せるのだが、アルドはなんと一人でこの連携技が発動できる。(決してボッチだからではないと彼の名誉のために書いておく。もう一人単独で使えるキャラがいる)
主人公であり、使いにくいキャラでもないため最後まで使用するのも悪くない。安定性に優れている為、最後まで力を発揮し続けられるキャラである。是非とも彼を育て上げ、共に物語の結末を見届けよう。
ver1.5で新しく追加されたメインストーリーの途中で遂に星5が解禁された。
敵にダメージを与えつつ、斬耐性を最大4段階下げる「竜神斬」や無属性で使いづらかった全体攻撃の「エックス斬り」が全体火属性2回攻撃になるなど大幅な強化がされている。
しかも星4から星5にランクアップする際、鬼門とされる夢詠みの書を1枚も必要としないという好待遇である。
ver2.9.0、リリース4周年と同時に配信された二部後編「結」配信と同時にすべてのスキルが強化されている。
「結」終盤で更に強化され、並み居るガチャキャラにも全く見劣りしない性能へと進化した。
が、その真価を発揮するには「天」を上げる必要がある。超の付く大器晩成である。
東方の普賢一刀流道場の門戸を叩き、弟子入りすることで専用武器を獲得することができる。
装備すると兄弟子のスキルを使用できる(水属性を使えるようになる)。ストーリーキャラでこのような専用武器の獲得方法は珍しい。
ver3.4.0、☆5状態のキャラを更に強化するコンテンツで「星導覚醒」をアルドにも実装された際、覚醒とは関係無しに習得できるスキル全てが強化された。その中でも特に目覚ましいのが腕力デバフがついただけの「ハヤブサ斬り」と単体火属性攻撃の「ブレイズソード」(どちらも☆3で習得できる)であり、ハヤブサ斬りは「先制」での攻撃が可能になりハヤブサの名に恥じないことに加え、「知性ダウン」のデバフも加わりリィカを回復重視で使いやすくなった。またブレイズソードは全体攻撃が可能になった上に消費22に対し自身を含む味方全体のMPを30回復し、更に味方全体にスキル使用後3ターンの間MP消費を30%軽減する能力まで加わっており単純に撃ち放題な他、新規ユーザーは序盤のMP枯渇を気にせずに戦いやすくなった。
スキル変更詳細はこちら
https://wp.another-eden.jp/index.php/news/20231026/
関連イラスト
関連タグ
この記事のカテゴリ
この先で 大いなる試練が待つ。
それでも進みますか?
ネタバレ
ゼノ・ドメインに残された映像ログにて彼の正体が判明する。
アルドの本当の名はエデンといい、エルジオンの科学者クロノス博士とその妻マドカの息子であることが明かされる。
エデンは両親と妹のセシル(後のフィーネ)、猫のキロスと共に平和に暮らしていた。
つまりアルドもフィーネもそもそもバルオキーどころか、ゲーム内における現在の時代の住人ではなかったのだ。
未来世界ではゼノ・プリズマという人工エネルギーが主流となって人々の生活の支えとなっているが、このゼノ・プリズマは時層(時空の流れの様なものと思って頂きたい)を歪ませ、あらゆる時代に未曾有の大災害をもたらす時震を引き起こす事が発覚する。
そこでクロノス博士は改良型のエネルギー、ジオ・プリズマの開発に着手する。
しかし既に止めるには遅すぎたことを悟ったクロノス博士は試作型のαジオを産まれたばかりのエデンの体内に組み込み、三年後に産まれたセシルの体内には完成体ジオを組み込んだ。これはせめて自分の子供たちには希望を託したいという、クロノス博士の最後のわがままである事が本人の口(映像記録)から語られる。
やがて一家は巨大時震を止める最後の実験の為にタイムトラベルを実行するが、その最中でエデンとセシルがはぐれてしまう。
この先はさらなる真相に触れようとしている
覚悟はいいですか?
最後の真実
実は本物のエデンはタイムトラベルの最中一家とはぐれていた。
しかもフィーネとも逸れており、時空の闇の中1人取り残され、全ての時空を飲み込む大災害クロノス・メナスと変貌していた。
ではアルドは何者なのか?
元は「ソリク」という名前の現代バオルキー村に住んでいた子猫であり、ある日次元の穴に入り込んでしまい未来のエルジオンに辿り着いた。その際にクロノス博士に拾われ、「キロス」と名付けられクロノス一家の猫として飼われていた。一家がタイムトラベルする時もキロスも一緒だった。
セシルと共に月影の森に流れ着いたのはキロスだったのだ。
セシルの体内の完成体ジオがキロスに力を与え、「キロス」の記憶を全て消去しエデンの記憶と姿をトレースした存在、それがアルドである。
つまりゲームタイトルの「アナザーエデン 時空を超える猫」とは
時空を超える猫→超時空猫キロス
となり、アルド本人を指し示していた事になる。
フィーネとエデンの両親であるクロノス夫妻の事も、アルドだけは無意識ながらも「父」「母」と決して呼ばない。なお現在は人間の姿であるものの魔術的には猫と認識されるようで、人間には強力に効いてしまう魅力が効きにくいといった特徴がある。
自分の真実を知ったアルドが、災厄と化したエデンとどう向き合い、どんな選択をするのか…
結末は自分の目で確かめて頂きたい。