曖昧さ回避
- ゲーム「ELDENRING」のキャラクター⇒メリナ(ELDENRING)
プロフィール
紹介文
遥か西の大陸から、とある教団の名を広めるために派遣された少女。
膨大な魔力を身に秘め、若くして教団内をのしあがった高位の神官である。
その幼さとは裏腹に成熟した精神の持ち主。
一緒にいる青い動物はノアという名前で、メリナが唯一心を許せる相手である。
人物
外伝「時の炭鉱と夢を視る郷」実装時に追加されたキャラクター。
この外伝で追加されたキャラクターは該当コンテンツのシナリオと無縁である。
13歳と幼いながら教団に属しているプライの上官にあたる人物であり、神官としての実力も彼より遥かに上。それ故プライからは「年長者として陰から支えて差し上げなければ」と心配されている。
ちなみにプライとは所属する部隊が異なるが過去に戦線を共にしたこともあり、割と気の知れた仲。
出逢い時「子供扱いしたら潰す」と言う通り精神年齢は非常に高く、立ち振舞いには年長者の貫禄があり、それでいて幼さゆえの脆さも一切感じさせない意思の強さも併せ持つ。
尚、戦闘終了時のボイスはプライが「どうか彼らを導きたまえ」なのに対しメリナは「次はいい子に生まれてきなさい」であり、信条が少しズレているようである。
2019年1月30日に教団の異端審問官ロゼッタが追加された際、彼女のキャラクエの都合からかパーソナリティに「甘党」が追加された。
ロゼッタは職権濫用の形でストーキングされているため苦手としている。尤も、ロゼッタに普通に対応する教団関係者はメリナとプライだけであり、信仰の揺るぎなさと自立心の高さが窺える。
他に「エルの唄」の歌い手故か「吟遊詩人」も追加されている。
得物はプライと同じ鎚だが直接手には持たず、膨大な魔力により生成された巨大な両手を操り振るう。
実はメリナの服は幼い身体でも制御できるように魔力の出力の自動調整機能がついており、それを外した姿がアナザースタイル パニッシュメントである。
後述の通り魔力や攻撃性能が上昇する他、性格も攻撃的になる。どこの地上げ屋だ。
制御を取っ払ったからか眼から魔力の光が溢れており、新録のボイスも鬼気迫るものになっている。
彼女は開発スタッフのお気に入りのキャラクターである。
どれくらいお気に入りかというと、配信一周年記念イラストで外伝含めたシナリオに関わるキャラクターの中に紛れていたり(メリナと炭鉱は無関係)、アルティマニアにキャラクエ制作用として書かれた初期設定テキストが掲載されていたり、同書インタビューページで開発ディレクターから「彼女の信仰は二つに分裂しつつも受け継がれている」と述べられたりするほどである。
作中でも屈指の実力を持つメリナだが実装時期が時期なのでシステム上では最近実装されたキャラクターに比べるとどうしても爆発力が劣ってしまうが、小回りが利き器用なので初心者にもお勧めできる性能である。
ゲーム面での性能
マルアハ(通常)
いつから神官はヒーラーだと錯覚していた?
なんと神官なのに回復スキルを一切覚えない。☆3クラス名が「プリースト」にもかかわらず覚えないのである。
では彼女の戦闘スタイルはというと物理補助が得意な魔法戦士である。
物理・魔法両方とも実践レベルで使用できるというだけでもかなり貴重な存在。
攻撃しながら味方の腕力を大きく上げるセファ・ラジエル、攻撃しながら物理耐性を下げるマハノ・マナを持っており、自分も攻撃に参加しつつ物理アタッカーの火力上昇に大きく貢献できる。
また、腕力・速度デバフを確定で付与できる「エルの唄」や雑魚散らしに最適な水属性魔法攻撃「レイン・オブ・マナ」等できることが多い。
能力も満遍なく高く、耐久と幸運に不安が残る程度で耐久は腕輪装備により容易に補える。幸運は低くても致命的ではないので割りきろう。
欠点はMP量が並ということと、攻撃が全て単発であること。要は中途半端なため特化キャラの得意分野と比較するとどうしても見劣りしがちで実際実装当初は評価がとても低かった。
現在はその汎用性の高さや強力な水属性物理アタッカーの登場により再評価されている。
「会心グラスタ」を2つ装備できることを利用し、ギルドナと共に全体通常攻撃による雑魚掃討を任せてもいい。
2019/10/16に専用武器が実装され、最大まで強化することにより、ラジエルは知性アップが加わり効果時間延長され、マハノはデバフ量が強化された上で全体魔法攻撃ついでに睡眠も追加され、連撃ができるようになった。
これにより火力補助要員としてASユナとの相性が更に良くなった格好となる。
ただし、当然降魔の鎚と同時に装備できないので雑魚掃討で活躍するレイン・オブ・マナは弱くなる。
雨パに組み込みボスを早期撃破する方面にかなり強化されたと言えるだろう。
バフ・デバフのラインナップが同教団のプライと真逆であり、同じ冥属性持ちいうこともあり相性がいい。
また、専用武器実装のおかげで腕力・知性バフが使えなくなり、クリティカルバフで忙しいASユナとの相性は抜群。
ちなみに「失われた正典と銀の不凋花」で実装された「ウィズダムメイス」を装備すれば念願の回復スキルを使えるようになるが、専用武器と併用できないためヒーラーも兼ねたいのならパニッシュメントの方がより適性がある。とはいえ実質火力と耐久・速度のトレードオフなため好みで使ってもいいと言えばいいのだが。
パニッシュメント(アナザースタイル)
先述の通りキャストオフした姿であるためか、マルアハのアビリティボードフルコンプボーナスでMPが上昇する他、腕力・知性が大きく上昇する。特に杖キャラをも上回る知性から繰り出されるレイン・オブ・マナの火力は凄まじいの一言。しかも降魔の鎚で更に知性+50できるので…
代わりに他の能力が幾分か下がっているので注意。
新たに習得したのはなんと回復スキル。クラス「神罰」で習得するとはどういうことだ。全体攻撃+回復+蓄積のスキルと単体二連撃+回復+最大HP増加を使用可能。
また、ヴァリアブルチャントも味方全体に治癒効果を与えるものに変更されている。マルアハ(天使)と逆じゃね?と思ってはいけない。
総評として連撃や回復を習得したことでより器用に動けるようになった。その一方で耐久・速度が下がった上、新スキルのMP消費もかなり重く、やや居座り続けづらくなったのが難点か。
尤も、追加スキルに依存する必要はなく、そもそも☆4以下のスキルでも充分に戦えるので自分の戦闘スタイルに応じ色々とカスタマイズを施すといいだろう。
ただ、最低限あった幸運が更に低くなっているため全体通常攻撃は通常の方が適性がある。
マルアハに専用武器が追加されたがレイン・オブ・マナの火力は降魔の鎚(あるならウィズダムメイス)を持ったパニメリに遠く及ばないため雑魚掃討も担当させたい場合はこちら。
何気に打攻撃+回復のスキルを持つのはパニッシュメントメリナとプライだけで、しかもあちらは固定1500とメインにするには心許ないので、回復量増加グラスタを付けて打ZONEの回復役に起用すると安定化させながらゲージが瞬時に溜まる。
「本気を出した姿」という設定とは裏腹にこちらの方が小回りの利く立ち回りができるのはご愛敬だろう。現在はスキル付きグラスタが充実しているためカスタマイズの幅が非常に広い。
ヘカトンケイル(エクストラスタイル)
なんと第三のスタイル『エクストラスタイル』が実装された。その第一号がメリナである。魔力を全解放し、その余波で魔力の器を確保するために外見が成長し、精神年齢に近いものとなっている。
そして戦闘時は何故か巨大なスタンドが発生する。
使用属性に雷が追加され、アナザーフォースをゲージ満タンにして発動できる必殺技がEX必殺技に変化し、使用武器が鎚→拳になり、スキルを含めたアビリティボードが一新された。
その性能たるや、上記の2スタイルが行う役割をほぼ単独で可能とするもの。連撃数に至っては上回っており、ルナティックを併用すれば言わずもがな。
注意点はメイン属性が雷になったこと。水属性も扱えるが星3スキルでありメインにするには心許ない。
また、回復量が固定だったり、最強格のアタッカーであるユーインと鎚グラスタを共有できなかったりと、「ルナティック」持ちらしく強ボス向けの性能に仕上がっている。
関連タグ
アナザーエデン 神官 魔法戦士 プライ ロゼッタ チルリル クラルテ
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ネタバレ
パーソナリティ | 甘党・聖職者・吟遊詩人・採掘・西方・鎚(拳)・王族 |
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外典10話で、13歳にて波乱万丈を極める過去が明かされる。
まず、幼い頃にワームホールで母親と共に月に迷い込み、無酸素環境に耐えられず母親はそのまま事切れるが、魔力の才能を持つメリナは空気の代わりに溢れる魔素を取り込むことで現地の環境に適応。それでも危篤状態であり、更に翼を持たない者は「羽なし」と差別的な扱いをされる月の世界であったが、その幼子に不思議な縁を感じていた理解ある人物の尽力により、奇跡的に一命を取り留めた。
そんな中、妻と4歳にも満たない娘を立て続けに失い失意の中にあった皇帝によって、亡き娘の面影を感じられた事で「メルクリリナ」として養子に迎え入れられ、皇女の身分を獲得。翼のない者が蔑まれるなか、彼女だけは例外的に「翼持ち」とされ特別に寵愛を受けた。その寵愛は廃棄予定だった人造生命体のジオαを彼女の一声で執事にさせられるほど。
最も自分が翼を持たない事を誰よりも自覚していたメルクリリナは、自分をまるで見ていない義父に恐怖を抱いていた。更に他の翼人からも裏では蔑まれていたが、効率化重視で道徳心が軽視される月の世界の中では変わり者と呼ばれるくらいの優しい心の持ち主であり、告げ口すれば悪口を言った人が処刑されてしまうとしてひたすら耐えていた。この頃から彼女は密かに「メリナ」というあだ名を使っており、明かしていたのは執事役のジオαと、皇族の証であるペットの「青い兎」のノアだけだった。
そんな生活は翼のない者達による諍いで終焉を迎える。あれほど寵愛を受けていたメリナが翼を持たないことを直視してしまった皇帝により直ちに排除すべき存在となり、手を掛けられてしまう。メリナを救うべく時層に干渉したジオαにより助けられるも、記憶を消され青き星に送られたあと、ジオαの暴走により月の民は滅び、彼女はノアと共に青き星に逃れることとなった。
記憶を失った後もノアには同じ名前を付け、以降教団の中で暮らしていく事となった。