ティーピー
てぃーぴー
初代メダロットに登場する、アメリカ原住民をモデルとした、NTB型メダロット。
アメリカ出身のメダロットで、国際ロボトル大会にてジャー・スイハンとジョー・スイハンの親子の愛機として登場する。
ネイティブアメリカンの衣装を模したパーツを身に纏い、頭部や両腕のハサミから発射する強酸のメルト攻撃で相手のパーツを溶かしてしまう。
名前の由来は、ネイティブアメリカン達が使用する移動式住居『ティピー』。
- 頭部 メルトコーン
なぐる行動 メルト
メダロット2では『アシッドコーン』。
漫画版ではこのパーツから強酸を生成し、両腕に供給される。
- 右腕 メルトボム
なぐる行動 メルト
メダロット2では『アシッドボム』。
- 左腕 メルトレイン
がむしゃら行動 メルト
メダロット2では『アシッドレイン』。
- 脚部 ネイティステップ
二脚
初代メダロットでは、国際ロボトル大会でジャー・スイハンが使用する。
初代唯一のメルト使いである上に威力も高いが、成功率は低め。
メダロット2では、メダロッ島のロボトル大会で、ジャーの息子であるジョー・スイハンが使用する。
上記にもあるが、パーツ名が『メルト○○』から『アシッド○○』に改名されている。
国際ロボトル大会で、ジョー・スイハンの愛機として登場する(ジャー・スイハンも付き添いで登場している)。漫画版のジョーは、メダロット2やアニメ版と違い、子供の頃の姿で登場している。
ジョーのティーピーは、3体とも頭部の模様が異なっている。
大会前からアガタヒカルと仲良くなり、1回戦でスペインチームのレッドマタドールに勝ち、Aブロック決勝戦で日本チームと戦う事になる。
実は父であるジャーの会社が経営の危機に陥っており、そのために父の会社で作ったティーピーで大会優勝し、宣伝しようとしていた(なお、家族以外の従業員は絶対に失敗すると高をくくって逃走するが、やはり心配なのか隠れて様子を窺っていた)。
ヒカルとの戦闘ではステージが抉られる程の強酸攻撃でメタビー達を戦慄させる。
シーガルもそうだが、漫画版のメルト攻撃は一発でパーツが破壊されるほどの凶悪な威力を誇る。デストロイ攻撃じゃねーか!
メタビーも左腕のサブマシンガンを溶かされ、アルミもろくな活躍も出来ずに倒されてしまう。何とか1体を倒すが、もう1体に右腕と足を溶かされて、動けなくなってしまう。
しかし、反撃に反応弾を発射してもう1体を倒し、残るはロクショウと戦っているリーダー機のみとなった。
故郷の会社のために負けられないリーダー機は、ロクショウの両腕を掴んで直接溶かしにかかり、ロクショウは右腕のチャンバラソードを自切して抜け出し、ティーピーの胸部を蹴り飛ばして右腕のメルトボムを破壊する。胸部を蹴り飛ばされた事でメルトコーンから強酸を発射できなくなり、左腕メルトレインにも酸の残量が無くなる。
互いに後には退けなくなり、ロクショウとティーピーは左腕での殴りあいを始め、最後はクロスカウンターでアメリカチームが敗北する。
負けたものの、ジョーは笑顔でヒカルと握手し、試合の様子を見て感動した視聴者達によって故郷の会社に注文が殺到したのであった。
その後、タイヨウがロボロボ団としての正体を明かした時、他の出場者と共にヒカルの助っ人として駆けつける。
アメリカ代表のジョー・スイハンの愛機として登場する。
アニメのジョーは、ゲーム版・漫画版と異なり、エジプト代表のタワラーマと共に8年前の【魔の十日間】のトラウマでヒカルを憎んでいる。そのため、ゲーム版や漫画版の彼を知る視聴者達は、この設定に違和感を覚えたとか。
(そもそも、事の真相はレアメダル同士の共鳴であり、ヒカルも被害者である。しかも、もしヒカルが愛機のメダルを早々に破壊したとしても、「ヒカルにとって所詮メダロットとはその程度」という別の誤解が発生し、どのみちヒカルは苦悩する羽目になる可能性があった)
ケニア代表のヴィクトル対策として、メダロッチの転送システムを強化した事によるワープ戦術『デストロイミラージュ』を編み出した。
(当然ながら反則ものなのだが、メダロット博士曰く「まだ規制されていないから反則ではない」らしい。納得いかねぇ!)
試合ではジョー機が宇宙メダロッターXのアークビートルを抑え、残りの2体がリーダー機のメタビーを集中攻撃する作戦に出た(辛口コウジはエジプトチームとの試合で自分がチームの足手まといだと知って意気消沈中)。
しかし、アークビートルのプロミネンスで僚機が機能停止し、コウジはスミロドナッドの説得で立ち直った事でメタビーはプロミネンスが直撃する前に助け出される。
一瞬にして1vs3の劣勢になり、追い詰められたジョーはデストロイミラージュを使用して日本チームを追い詰め、メタビーのメダフォースすらも避けてしまう。
しかし、ここでレアメダルでないはずのスミロドナッドが先祖返りでメダフォースを発動。まさかの事態にデストロイミラージュが遅れ、敗北する。
後にジョーとタワラーマは、ロボロボ団が【魔の十日間】を再発しようと企んでいるのを知り、知らなかったとはいえ、自分達もその片棒を担がれそうになった事を知り、愕然する事になる。