テンペラとは卵を主成分にした絵の具、それを使った絵に使われるタグ、名称。
テンペラは卵の黄身を基本に
- 黄身+酢+水のテンペラ絵の具
- 黄身+樹脂+乾性油(2:1:1)のテンペラ絵の具
などがあるが、ほかにも白身も一緒に混ぜたもの、膠を混ぜたものなどがある。
このテンペラ絵の具に顔料(色の元の粉)を混ぜ、水で薄めて描くのだが、顔料の種類によっては人体に有害なものがあるので注意が必要になる。
(シルバーホワイトなどは鉛なので使用するときは専用のマスクが必要、
ホワイトはチタニウムホワイトがオススメ、瓶の後ろに☓が付くものは注意!)
テンペラは厚く塗るとひび割れて最悪の場合はがれ落ちるので薄く塗り重ねる必要があり、そのために細い線を重ねるようにして描く方法が主流になった。
また、下地が動くと黄身だけのものははがれやすいので描くのなら固い板などがいい、
長所としては油彩の上から描けるという特性がある。
使い終わった筆は水で洗っただけだと、回数を経るとともに絵の具がこびり付いて線が太くなっていくので、水性の筆洗液を使用するといい。