概要
エストニアのゲーム開発スタジオ『ZA/UM』によるロールプレイングゲーム。
主人公がどのような選択肢を選ぶか、主人公の持つスキルに応じてサイコロによるスキルチェックに成功するかがゲームの中心となっている。
主人公は24のスキルを持つ。これらは主人公の内面とでも言うべきもので、頻繁に主人公に語り掛けてくる。
主人公は所有するスキルと会話をし、状況判断や取るべき行動の選択を行う。
スキルポイントが多く振られているスキルほど頻繁に口を出すようになるため、最初に選択した主人公のアーキタイプや伸ばしたスキルによってゲーム中の文章は変化する。
作中世界の歴史、政治、宗教などの要素も作り込まれており、主人公は政治や人種、価値観などにおいて様々な思想を獲得する。
獲得した思想は内面化(いわゆる装備)することで能力値の変化などをもたらす。
とてつもなく文章量が多いゲームであり、ゲームの主軸となる殺人事件とはまるで関係の無い部分にまで相当量の文章が用意されている。
ベストインディーゲーム、ベストRPG、物語賞など様々な賞を受賞している。
登場人物
- 主人公
ホステルの荒れ果てた一室で目覚めた、パンツ姿で髭面の中年男性。酒の飲み過ぎと薬物の使用によりあらゆる記憶を失っている。
酒癖は相当に悪いようで、身分証明に繋がるような持ち物は全て何処かに捨ててしまったのか失っており、自分の居る場所も自分の名前すらも思い出せない。
周囲の人間から自分は刑事であると聞かされ、何も分からない状態なのにホステル裏の木に吊るされた死体に関する捜査を始める。
- キム・キツラギ
主人公と共同で事件の捜査をするために派遣されてきた、主人公とは別の部署に所属する刑事。階級は警部補。
相方が何も覚えていない事に困惑しつつも捜査に協力し、数多くの助言をしてくれる。
主人公が事件から脱線して人助けを始めたり、カラオケや壁への落書きといった奇行に走っても見守ってくれる。
更には主人公が賄賂の要求や薬物の乱用といった犯罪行為に走っても見て見ぬふりをしてくれる。
主人公のスキル
知性 | 論理 | 百科事典 | 修辞学 | 演劇 | 概念化 | 視覚計算 |
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精神 | 意志力 | 内陸帝国 | 共感 | 権威 | 団結心 | 暗示 |
肉体 | 耐久力 | 痛覚閾値 | 肉体装置 | 電気化学 | 悪寒 | 薄明 |
運動能力 | 手と目の協調 | 知覚 | 反応速度 | 才覚 | 手さばき | 平静 |