トラウィスカルパンテクトリ
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とらうぃすかるぱんてくとり
アステカ神話に登場する災いをもたらす光を放つ金星の神。
トラウィスカルパンテクトリとは、アステカ神話における明けの明星たる金星の破壊神で、名の意味は「暁の主」である。
トラウィスカルパンテクートリやトラヴィスカルパンテクトリ、トラヴィズ・カルパン・テクトリなどと表記されることもあるが、厳密には原語の誤読であるという。
アステカにおいて金星の光はあらゆる災いをもたらすと恐れられており、激しく燃えさかる光線のような槍を持つ姿で描かれていた。
そのためアステカの天文学では、100年以上の運行予測がなされていたといわれる。
太陽神トナティウとなった貧しかった神ナナワツィンが、神々を生贄に捧げないと働かないと言ったことに怒り、太陽に向かい槍を投げつけた。
しかし、槍を投げ返されて頭を刺されたことで力を失い、石と冷気の神イツラコリウキにされてしまった。
トラウィスカルパンテクウトリの槍として登場。海原光貴に変装していたアステカの魔術師エツァリが持つ黒曜石のナイフの名で、このナイフで金星の光を反射した光線にあたった者は分解されて死に至る。
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