概要
ファイナルファンタジー8でプレイすることができるミニゲーム。
ゲーム内でも正式名で呼ばれることは稀なため、単にカードゲームと呼ばれることが多い。
FFシリーズで登場したミニゲームの中でも屈指の人気を誇っており、単純なルールながら奥が深く本編そっちのけで熱中するプレイヤーが続出。
「RPGがオマケで付いてくるカードゲーム」と揶揄する人がいる程高い評価を得ている。
その人気からかFF9ではこれを更に発展させたカードゲーム「テトラマスター(旧名クアッドミスト)」が登場。
テトラマスターはFF11でも登場し、オンライン対戦要素も追加されて長くプレイされた。
そしてFF14ではFF8版「トリプルトライアド」が復活。新ルールやPvP要素等が追加されている。
他にもファイナルファンタジーポータルアプリでもプレイすることが可能。
実際絶妙なゲームバランスをしており、強いカードが揃っていない序盤だけで無く、ある程度強力なカードが揃った後でも後述の特殊ルールの組み合わせ次第ではかなりの苦戦を強いられる。
安定した勝ち方の定石はあるが必ず勝てる必勝法的なモノは存在せず、1手間違えればどれだけ強力なレアカードを使用していてもコロっと負けてしまうことも多い。
それでいてゲームの基本ルールはとてもシンプルで初心者にもわかりやすく、特殊ルールの組み合わせにさえ気を付けていれば安定した勝率を上げることは決して難しくない。
また1回のプレイ時間が短く、ゲーム中ほとんどの場所でプレイできるという気軽さも人気の1つと思われる。
カードは全部で110種類。レア度が1~10まで設定されており、レベル8以上のカードは世界に1枚ずつしかないレアカードとなっている。
カードは人に貰う、ゲームに勝つ、モンスターを変化させるなど様々なことで入手が可能。
ただしレアカードはボス撃破やイベントクリアの報酬など入手が複雑で難しいものも多い。
ゲームルール
基本ルール
1対1の対戦型カードゲームで、4辺に数字が記載されたカードの強弱で競い合う。
3×3マスの盤上に5枚の手札からカードを繰り出し、カード同士の隣接した辺の数値がより高ければ敵カードを奪取できる。
交互にカードを盤上に出してゆき、全てのマスが埋まった時点でカード枚数の多い方が勝ちとなる。
ゲーム終了後、勝者はトレードルールに沿って敗者の手札からカードを入手することが出来る。
特殊ルール
ゲームには幾つかの特殊なルールが存在しており、地域や人物によって使用するルールが異なる。
場合によっては複数の特殊ルールが適用される場合もある。
- オープン:互いのカードを全て開示した状態でゲームを行う。
- サドンデス:引き分け時、ゲーム終了時点の自陣カードで再試合を行う。
- ランダムハンド:手持ちのカード全てからランダムで使用するカードが選ばれる。
- セイム:隣り合った2辺の数字の数が一致すると2枚同時に裏返すことが出来る。
- プラス:隣り合った2辺の数字の合計値が一致すると2枚同時に裏返すことが出来る。
- ウォールセイム:盤上の端の壁にAの数字が設定される。
- エレメンタル:盤上のマスに属性が設定されカードの数字に補正がかかる。
トレードルール
ゲーム終了時に入手できるカードの枚数に関するルール。
基本は「ワン」となっており、他のルールはカードクイーンのイベントを進めると適用される。
当然敗北した場合に自身が失うカードにも適用されるので注意。
- ワン:結果の差に関係なく、勝者が敗者の持ち札から1枚だけカードを入手できる。
- ディフ:両者の取得カードの枚数差だけ、勝者が敗者からカードを入手できる。
- ダイレクト:勝敗に関係なく、自陣の色になっているカードを自分のものに出来る。
- フル:勝者が敗者の持ち札5枚すべてを入手できる。
ゲーム内のカード要素
トリプルトライアドのカードは、ゲームで遊ぶだけでなくFF8の様々な要素と密接に関わっている。
- NPCとのカードバトル
- NPCとカードバトルを行う基本パターン。ゲーム内に登場するほぼ全てのNPCとバトルをすることができ、街中にいるモブキャラとだってバトル可能。特にレアカードのなかでもスコールやリノア等のキャラカードはその人物と縁の深いキャラが所持していることが多い。
- カードをアイテムに変化させる
- カードは種類ごとに色々なアイテムに変化させることができ、基本レア度が高いほど希少なアイテムが入手できる。これを活用することでアイテムを増産し、更に精製アビリティを経由させ魔法を増産する等の戦略が可能。
- モンスターをカードに変化させる
- 雑魚モンスターとのバトルで「カード変化」のアビリティを使うことで、一定確率でモンスターをカードに変化させ入手することができる。また低確率でレア度の高いカードに変化することがある。この方法で敵を倒すと経験値を得られないため、低レベルクリアにおいて重宝される。
動画
・カードゲームBGM「Shuffle or Boogie」