概要
アメリカの都市伝説などを起源とする怪物“フィアサム・クリッター”の一種で、トリポデルーやトライポデロという呼び方もある。
カリフォルニア州の荒野に見られる奇妙な生き物で、二本の伸縮性のある脚とカンガルーのような尾を持つ。また脚が四本ある種も確認されており、その場合は尾を持たない。
そんなに大型の生き物ではないが、体つきはしっかりしており頭部に当たる部分のほとんどは鼻が占めているという。
この生き物は肉食性で、チャパラルと呼ばれる低木林や草むらの中に棲む小動物や鳥を、ある特殊な方法で捕らえて食べる。
その方法とは長くのばした脚で獲物の上にゆっくりと移動して狙いを定め、左ほおの袋に蓄えている泥をペレット状に固めた吹き矢を鼻から打ち込むというものである。
この吹き矢は非常に正確で、めったなことが無い限り外さないといわれている。
また脚を縮めることで、スピードは遅くはなるが隠密性が高くなり、草木が茂った中を移動しながら獲物を探し出し、見つけた瞬間に脚を伸ばして獲物を狩るという習性を持つのである。