舞台となる街にある、道具屋の娘で、主人公とパリスの幼馴染である。
わずかに年上らしく、パリス曰く「すぐお姉さんぶる」とのこと。
常に明るく前向きながら、物事は深く考えない、天真爛漫とも能天気とも呼べる、そんな少女。
生来の腕っ節と器用さを武器に、主人公の探索に付いてきてくれる。
可憐とさえ呼べそうな外見とは裏腹にすっごい力持ちで、
仲間の中では竜人エンダについで2番目に攻撃力が高かったりする怪力少女。
当然、冒険スキルに腕力持ちであり、扉を蹴破ったり道を塞ぐ大岩を取っ払ったり出来る。
そのせいか、防具も兜に鎧に騎士盾といったガチンコ重装備が可能。
モノホンの騎士であるアルソンや騎士生まれ主人公並に固くなるすごい娘である。
最序盤はまだ命中を補うのが難しいので、威力重視でデカい武器を装備させるとミスを連発するので注意しよう。
ついでに、メンバー中一二を争う鈍足でもある。
また、たいへん器用で、初期から料理の作成に、薬・雑貨の調合を覚えているうえ、
イベントをこなすことで武器・防具の作成に、ダウジングという特殊スキルも覚える、
裏方作業のスペシャリストでもある。
ただ、調合を教わった町外れに住む老賢者から「魔法の適性がまったく無い」とお墨付きを頂いており、
簡単な魔法こそ覚えるものの、書物を使っても高位の魔法は取得できない。
まさに脳筋キャラであr…ちょっ、めった打ちは止めグボァ! とはいえ、薬学に関しては非常に有能であり、魔法に関しては本当にただただ才能の問題であろう。
ちなみに、中盤に鍵開け技能、後半にはPT全体回復やバフスキルまで使えるため、
MP消費こそ激しいものの、最終的には器用万能と言っても過言ではない八面六臂の活躍を見せてくれる。
また、魔法の適正こそないものの中盤から別の才能を秘めていることが明らかとなり・・・・・・?
……この世界には、その根差す力の影響によって時折ネルの様な生まれつきとんでもない怪力を持つ存在が生まれ出たりするらしく、世が世なら勇者やら英雄やらにでもなれたんじゃなかろうか。
なお、作中では仲間の年齢は語られないものの、主人公・パリスより年上らしいことと序盤のパーティ会話にて「ネルお姉さんの探検講座~」という台詞があることから、自然と彼女のことを「ネルお姉さん」と呼ぶ人が多い。