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ネレイド(TOE)

ねれいど

ネレイドとはギリシア神話に登場する海のニンフ「ネレイデス」の単数形を指す言葉であるが、ここでは『テイルズ オブ エターニア』に登場するネレイドについて解説する。
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「「神の裁きを‼」」(ラスボス戦より)

「バテンカイトス、バテンカイトスよ‼ネレイドは永遠なり‼」(ネレイドの一部に乗っ取られかけたメルディのセリフより)

CV/青野武


概要編集

非物質世界『バテンカイトス』を総べるにしてTOE黒幕真のラストボスでラストボスの1柱。物質世界を統べる神セイファートとは対になる存在で、幾星霜もの悠久の時の中で対立し続けてきた宿敵。


リッドたちが住まうインフェリアでは邪神とされているが、メルディたちが住まうセレスティアでは「弾圧に対して立ち上がり、人々に自由をもたらした善神」として崇められており、かつて文明を崩壊させた極光戦争も彼の暗躍が有ったとされるが定かではない(開発スタッフの話では少なくとも宗教観での対立から勃発した大規模な宗教戦争があった事だけは間違いないとの事)。

記述だけで言えば中立な存在と思われるが、ゲーム本編での暗躍やそれがもたらした結果を見る限りではとてもそうは思えず、寧ろ質の悪い邪神の部類に入るが……。


その戦争の折、セイファートの使者からの極光術を授かったレグルスの自身の身を犠牲にした活躍の末、邪を封じるリバヴィウス鉱のに閉じ込められ地下深くに封印されていた。

しかしその封印も長い年月の果てに綻び始め、ある日遂に封印が解け世界を彷徨っていた際、メルディの母親であるシゼルが夫のバリルを殺された事が原因での極光を暴走させたその瞬間、彼女に引き寄せられる形で憑依し彼女を支配。

セイファートへの復讐を果たし、闇の極光術を完成させ、そして再び『バテンカイトス』へと回帰するため、グランドフォールによってエターニアを滅ぼそうと企む。


変化する物質世界に対しては否定的な思考の持ち主。

また非物質世界である『バテンカイトス』を総べるなだけに実体を持たず、常に他者に憑依して行動するため、殺害することも不可能な存在。

最終決戦での戦いで敗れ去りはしたものの、不死身の存在故にリッドたちが出来たのはシゼルの体から引き剥がす事のみで、ネレイド本体は完全には滅び去っていない。

その為、何時かどこかで再び同じような犠牲者が登場するとも限らないが、エンディングでセイファートの使者が「これからは2人で世界を見守っていこう」という意味深なセリフを残していることから、案外しばらくは様子見に徹するのかもしれない。


エンディング後を描いた小説版では、瀕死の状態で後述のネオに憑依していたが、リッドとの一騎討ちに敗れ今度こそ消え去った。


ちなみにネレイドが憑依した人物はラストボスで立ち塞がるシゼルを含め

  • クリア後に挑戦することの出来るエクストラダンジョン『ネレイドの迷宮』の最深部で待ち構える、かつて自身を封印したレグルス(肉体を徐々に支配下に置き、彼の肉体を乗っ取ったらしい)
  • ファラ父親のノリス・エルステッド
  • ファミ通文庫から出版されている外伝小説の「テイルズ オブ エターニア 暁の約束」(著:矢島さら)に登場するネオという名のセレスティア人の青年(シゼルの体から追い出され息も絶え絶えの状態だったため、手短な肉体を得るべく偶々傍にいたという理由だけで憑依された)

の4人が確認されている。


封印を解いたのは?編集

ファラのトラウマである“ラシュアンの惨劇”は、立ち入り禁止となっているレグルスの丘へ探検しにやって来たファラたちを探しに来たノリスが、封印が解けていないかを確かめにネレイドが封印された場所へ立ち寄った時、既に封印が解けていたネレイドの一部に体を乗っ取られて魔物化し、ラシュアン村を襲撃したこと…なのだが、ここで一つの疑問がよぎる。


一体誰が何時、ネレイドの封印を解いたかという事。


一応ラシュアンの惨劇が起きる本編の十年ぐらい前まではレグルスの丘に封印されていたとされるが、本当にそうだったのかは定かではないらしい。

またゲーム本編でも、リバヴィウス鉱採取の際にキールが「子供程度の力では封印を解く事は不可能」という発言もしている為、少なくともファラ達には封印が解けないのは確実…ますます謎が深まるばかりである。


実はそれらしい回答のヒントが電撃文庫から出版されている。

外伝小説『テイルズ オブ エターニア 外伝 聖エルモの灯』(著:祭紀りゅーじ)にて光の精霊レム「ネレイドはインフェリアとセレスティアを互いに憎しみ合わせて、そこで生じる負の感情により力を蓄え、封印を解くため、争いの種をまいている」というようなニュアンスの発言をしている。

また某攻略本に掲載された記事によれば、“ネレイドは誰の心にも潜んでおり、自分以外の何かの存在を否定する心(憎しみなど)がばーっと広がることにより憑依することが出来る”とのことなので、遅かれ早かれ封印が解けても可笑しくなかった状況だったことが推測される。


これらを踏まえると、偶々リッド達の生まれた時代(あるいはそれよりも前)に封印が解けてしまった為に、ゲーム本編の悲劇が起こったと考えられる。

それ故に、残された謎を知りたいとエターニアのリメイクを期待する声が多い。


外伝作品出演編集

シゼルに憑依した状態で具現化されたが、エンコードにより力が大幅に封じられる。

その隙を突いてシゼルに自身諸共彫像にされる形で封印されたが、少しずつその封印を弱め、リッド達に遭遇した頃にはいつ解除されてもおかしくない状態だった。

ティル・ナ・ノーグを非物質世界に創り変えようともくろみ、シゼル救出に向かったリッド達と戦闘になるも敗れ、シゼルの体から追放された。


余談編集

名前の由来は海王星衛星『ネレイド』から。

関連タグ編集

テイルズオブエターニア シゼル ラスボス

ミァン・ハッワー ゼノギアスに登場する。太古に失われたあるものを復活させるために、代々女性の体を乗っ取る所、覚醒先の体の子供に人体実験を施し、その人格に重大なダメージを与えた所がよく似ている。

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