概要
和名 | ハゼクチ |
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英名 | Hazekuti |
学名 | Acanthogobius hasta |
分類 | スズキ目(またはハゼ目) ハゼ亜目 ハゼ科(またはオクスデルケス科) マハゼ属 |
体長 | 40~64cm |
分布域 | 日本(有明海・八代海)、朝鮮半島、渤海、黄海、杭州湾河口、南シナ海 |
環境省レッドリストカテゴリ | 絶滅危惧II類 (VU) |
ハゼの一種。マハゼに似るが、体側や尾鰭に黒点がなく、体や尾鰭が細長く、より大型に成長する。
日本最大のハゼとして知られ、体長は40~50cm程。
河川汽水域~内湾にかけての砂泥底に生息し、ゴカイや節足動物、貝、魚などを捕食する。海藻を食べることもある。
繁殖期は3~4月。
大型種だが、1年で成熟し、砂泥底に掘った巣穴の中で産卵、産卵後は卵が孵化するまで餌も食べずに守りきり、その後死亡する年魚である。
食用魚として漁獲され、高値で取引される。煮付けや刺身、天ぷらなどで食され、旬は秋~冬。
釣りの対象にもなる。
干潟の干拓や、河口の水質汚濁、河口堰の建設などによって個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されている。