「倒福」をつけたティーガー
中国式の福を招くまじないとして、「倒福(逆さ福)」を貼るというものがあるが、実際にこの倒福を車体につけたティーガー戦車の写真が複数残っている。
劇画家、小林源文氏の作品の一つとして。
上記「倒福」をつけたティーガーの写真と、第二次世界大戦時にドイツ軍に日本人がいたという話から、物語は形作られてゆく。
作品概要
ティーガー乗りとなった日本兵と彼と行動を共にするSS将校、そして彼らの乗る「倒福」をつけたティーガー戦車の話。小説原作がある。
「渋谷の軍装品店で以前に聞いた話なんだけど」
信じるか?
ノモンハンでの戦いからモンゴルでのソビエト兵徴用を経て、終いにはティーガー戦車の砲手になった日本兵の話さ。
知ってるか?
終戦直前、ティーガー戦車が、ビルマで日本軍と共に行動してたって噂を。
「漫画家って気楽な商売なんだろね」
あのデブ!
いつか殺してやる
小林源文作品恒例、佐藤さんと中村クンの出番ももちろんあります。
というか、実は佐藤さんと中村クンが最初にコンビを組んだのが本作だよ!
佐藤さんの死体が拝めるのはハッピータイガーだけ!だとか?
えっ、ついに中村クン殺っちゃったの?その実際は、作品内で確かめてNE!
もちろん気休めに過ぎない だが信じれば自信がつくぞ!!
それがまじないというものだ。
外部リンク
余談
作中で大島駐独大使からティーガー戦車購入の話しが出てくるが、実際に日本はティーガー戦車、砲弾、部品などを購入しており日本へ輸送する計画があった。
しかし、戦況の悪化により輸送計画は中止。日本が購入したティーガーは日本からの貸与としてドイツが使用できるようになり、ミハエル・ヴィットマンが所属したSS第101独立重戦車大隊に配備され、フランスでの戦闘で失われた。