bagmanとは行商人の意味であるが、スラングとしてアメリカでは運び屋やチンピラなど、オーストラリアでは浮浪者の意味がある。
概要
フランスにあったゲーム会社「ヴァラドン・オートメイション(Valadon Automation)が、1982年に『Le Bagnard(受刑者の意味)』のタイトルで開発・販売したアクションアーケードゲーム。
欧米ではスターン社、日本ではタイトーが共に『BAGMAN』のタイトル名でライセンス販売した。
プレイヤーはこの脱獄犯「バッグマン」を4方向レバーと1個のボタンで操作し、横3画面分(スクロールではなく画面切り替え)ある鉱山の地下坑道に侵入して全ての金袋を盗み出すのが目的。
拾った金袋は地上の手押し車へ乗せて、全てを拾って3画面目の右端へ移動すればクリア。
警備員が追ってくるが、拾ったつるはしでの攻撃や上から投げ落とした金袋で気絶させられる。
警備員に捕まったり、自動で移動しているカートにぶつかると1ミス。
ボタン1個で金袋を取捨、つるはしの取捨、(カート回避のための)天井の梁を掴む・離す、手押し車を動かすといった操作を行う。
これまで純正タイトルとして移植されたことが一切無い。2010年に個人のフランス人が、無許可でWindows用とAmiga用に移植しているくらいである。
クローンゲームとしては1984年に「Aardvark Action Software」が『Bag it man』のタイトルでコモドール64用、およびTRS-80用に、「Ocean software」が『Gilligan's Gold』のタイトルでアムストラッドCPC用、コモドール64用、ZXスペクトラム用に発売している。