概要
その名の通りバントしたにもかかわらず、打球がスタンドインしてホームランになるというインパクトから今なお語り草となっている。
詳細に説明すると、このゲームにはバント自体は実装されているがバント用の弾道が設定されておらず、通常のスイングとバントの打球に差がないのだ。
チームに一人設定されている強打者を使用すれば、真芯にジャストミートするとバントであっても打球が客席まで飛んでいってしまうのである。
ちなみにMLBではバントが少ないためか、強打者でも外国人選手はバントができない設定なのだが、スイングを途中で止めたバットに当てることで似たことが起きる。
流石に後期出荷分では修正されているが、伝説のバカ技として後世に残ってしまうのだった……
2007年には、公式のiアプリでパロディゲーム「燃えろ!!バントホームラン」が配信開始された。
2016年にはPS4版とニンテンドー3DSで「燃えろ!!プロ野球2016」が発売され、バントホ-ムランなどのバグ技も実装されている(オプションのON/OFF設定で切り替え可能)。
実例?
MLBやNPBなどのプロ野球ではランニングホームランも含め、'''正式な本塁打記録に'''のバントホームランが生まれたことはないと思われる。
失策絡みのランニングホームランであればMLBにおいても複数例存在(俗に"Little league home run"と言う蔑称で呼ばれる)し、NPBでは1982年9月15日の巨人-中日戦
2024年6月25日のオリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス
での記録が存在する(ただし結果は前者は三塁手の失策、後者は投手失策であり安打ではない)。
二軍では悪送球などが重なって結果的に打者走者が生還してしまう事例がしばしば発生しているが、この場合は失策による出塁・進塁となるためホームランではない。数少ない一軍での事例として、1982年の中日対巨人戦で巨人が打者走者の生還に成功しているが、これも記録としては篠塚利夫の犠打に3つのエラーが絡んだものであり、そもそも安打ですらない。
なおマイナーリーグでは、バントの打球を野手が見失ったため、その間に打者が悠々ベースを一周し、記録上本当に「バントホームラン」が達成されたことがある。これは大雨の降る中、土のグラウンドが泥状態となったにもかかわらず試合が強行されたことが原因である。
水曜日のダウンタウン
2016年7月13日に放送された『水曜日のダウンタウン』でアンガールズ田中卓志がプレゼンした「時速300kmのピッチングマシンならバントでホームランできる説」が検証された。
バットを金属バットに、ボールをテニスボールにするといったことが行われたが、残念ながらバントでボールをスタンドインさせることはできなかった。
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外部リンク
【ジャレコ公式ページ・iアプリスポーツゲーム一覧】(2011年のアーカイヴ)