概要
フルネームは「バーナード・マネス・バルーク(Bernard Mannes Baruch)」。
ウッドロウ・ウィルソン大統領の側近としても知られ、彼が当選した大統領選挙に協力した見返りとして、いち富豪でありながら大統領府へ自由に出入りできる権利を与えられていた。
更には、ウィルソン以後の歴代大統領に対しても、特別顧問という特権的な肩書きで、アメリカの重要政策に関わり続けた。
それにより、政治のノウハウを学ぶと同時に重要な部門の実力者と個人的なパイプを作ることで、実質的に大統領以上に政治的影響力を持った立場に立った。
そのため政治家・官僚と呼ばれることもあり、第一次世界大戦から第二次世界大戦の時代にかけての「影の大統領」として君臨していた人物と言われ、ウィルソン大統領と並び『ディープステート(深層国家)』の地歩を築いた人物とされる。