概要
カナダ西部、パートリッジ川周辺に出現するとされるUMA。
容姿はケラトサウルスに似ていて鼻先に一本の角が生え、体表は霜に覆われたイノシシのような黒い毛皮、炯々と燃える太陽の様な目を持ち、大きさは全長15メートル、体高5.5メートルとされる。
最初の目撃では口から血を垂らしており、2度目の目撃ではトナカイを顎に咥えていたといい、食性は肉食である模様。
この目撃談は明治時代の『怪世界:珍談奇話』参考という書物には「驚くべき怪獣退治」の題で掲載されている。
大正時代の『世界奇聞全集』参考という書物には名前が「恐角獣」となっているものの、続報を加え「前世紀の怪獣」の題で掲載されている。
日本において、恐竜的な生物を怪獣と呼んだ最古級の例とも言われる。
類似のUMAとして、「フェアバンクスのアロサウルス」参考①参考②がいる。こちらは体高9メートルで、2体の幼体に餌を与えるため獲物を探していたとされる。
フェアバンクスのアロサウルスの目撃談は原文ページはすでに閲覧できないが、以下リンクのスクリーンショット画像から読むことができる①②③④。(読み込めない場合、再読み込みを推奨)
登場する創作
1948年の『沙漠の下の海』という小説には、『世界奇聞全集』の記述をほぼそのままに「前世紀の恐角獣」が登場している。