概要
ZX壱号機(パンツァーフレーム)、ZX弐号機(ブロウラーフレーム)、ZX参号機(ストライダーフレーム)と呼ばれる3機のLBXが超電導究極合体することで完成する、オタクロス自作の大型LBX。
壱号機が頭部、弐号機が胸部・腕、参号機が腰・脚部に変形し、3機それぞれの武器が大型剣「ユニオンソード」に合体することで完成する。
合体時には専用の合体シーンが描かれ、バン達とプレイヤー、アニメ視聴者を驚愕させた。
3体が合体しているだけあってLBXとしては規格外の巨体を誇る。
オタクロス曰く、合体することによってスピードは合体前の3倍、パワーはなんと30倍にまでパワーアップしている(「脳内設定ではの」)。
……30倍は流石にハッタリだろうが、アニメでは、実際にこの設定に恥じない戦闘力を発揮してバン達を苦しめた。
必殺ファンクションはユニオンソードから電撃を放つ「メガサンダークロス」。
しかしオタクロスのその場のノリで技名が変わることもある(しかも長い)。
残念な事に、シリーズで一貫してハーデスやミゼルオーレギオン同様にプレイヤーが使うことはできない。
プラモシリーズでも合体機構の複雑さが起因してかZX機はキット化を逃してしまったが、代わりにユニオンソードが商品化されている。
他のLBXに装備して楽しむほか、組み替えてオリジナル装備を作ったり、盾「Z-デフェンダー」と同時に装備するのもアリ。
続編のWでは、バンのエルシオンと共闘。スレイブ・アミの操るダークパンドラと鬼クノイチの連携に苦戦を強いられるが糸口を見つけられずにオタクロスがやけっぱちにユニオンソードを振り回すと連携を崩すことに成功しエルシオンのホーリーランスを避けたクノイチ達が空中に避けて無防備になった所をメガサンダークロスで三体同時にブレイクオーバーするという連携を披露した。
関連・派生機体
パーフェクトZX4
『BOOST』『爆ブースト』『W』にて登場。
黒とオレンジを主体としたカラーリングとなった、パーフェクトZX3の強化機体。
初出は『BOOST』『爆ブースト』の裏ボスバトルであり、裏ランキングバトルをある程度進めると戦える様になる。
『W』では、ゲーム版のボスバトルに登場している他、アニメ版ではパーフェクトZX3の枠で代わりに本編登場を果たしており、その際に、従来のLBXの3倍のスピードと400倍のパワーを誇る……というオタクロスの脳内設定が明かされた。
また、アニメ版『W』では、BCエクストラズの準決勝にて、オタクロスがパーフェクトZX4を、オタレッドがパーフェクトZX3を使用、まさかのパーフェクトZXシリーズ2機の共演が実現する事になった。
……しかし、前述の通り、パーフェクトZXシリーズは3機合体のLBXなので、実質的には6vs2の勝負という事になっていたのだが、普通に大会が進行されていた辺り、おそらくレギュレーション的に問題は無かったのだろう(それでも倫理的には良く無いと思うが)。
ZX0
『W』以降のゲーム版にのみ登場した、オタレッド専用のZX3シリーズのカスタム機であり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
頭部と胴体はZX3壱号機、両腕はZX3弐号機、下半身はZX3参号機のものが用いられており、機体カラーはオタレッドの愛機であるビビンバードXと同一のカラーリングにリペイントされている。
ZX3シリーズ3機のパーツが使用されているという意味では、通常LBXサイズのパーフェクトZX3とも言えるのかもしれない。
『装甲娘』において
適合者の本名は「アキバタ アリス」(CV:鈴木陽斗実)。ミゼレムクライシス版から登場している。
「アキハバラハッカー軍団」の元メンバーで、オタクロスを師匠と呼んで慕っており、「装甲娘」オリジナルのキャラクターの中では数少ない、「ダンボール戦機」と強固な結びつきがあるキャラクターである。
詳細は『パーフェクトZX3/アキバタ_アリス』を参照。
余談
後のΣオービスにも先駆けて三体合体を成し遂げた、かの機体の先輩とも言える存在である。
意図的なものなのか『爆ブースト』のOPムービーでは、『三位一体』のサビ部分をバックに合体シーンが流れる箇所があったりする。
…処刑用BGMを盗られたΣオービスは泣いていいと思う。
武器も武器で合体・変形機構が後のマルチギミックサックに通ずる設計になっているなど、
何かと時代を先取りしたコンセプトを持つ機体である。
オタクロスの卓越したLBX製作技術が成し遂げた、ハンドメイドLBXの極致といえる機体といえよう。
機体を構成する三機のうち、ストライダーフレームのZX参号機の頭部はオタクロスのインフィニティネット内でのアイコンキャラクターとして使われていた。
関連タグ
ダンボール戦機 ダンボール戦機W LBX 合体LBX オタクロス オタレッド
Σオービス:続編で登場した後輩。