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ドットフェイサー

どっとふぇいさー

ドットフェイサーとは、『ダンボール戦機ウォーズ』に登場した小型ロボット「LBX」のひとつであり、同作における主人公機である。
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概要編集

セカンドワールド内の仮想国、ジェノック第1小隊に支給され、本作の主人公である瀬名アラタが使用することになったLBXであり、アーマーフレームのタイプはブロウラーフレーム

セカンドワールドの運営によって譲渡された機体であり(ゲーム版では同時期にハーネスにも支給され、ゲーム版主人公の使用機として配備されている)、ガウンタを一撃でブレイクオーバーさせるほどの高いパワーを持つ。

レッグパーツのカカト部分にはタイヤホイールが装備されており、高速移動時にはこれを用いて走行する(スペアのタイヤが腰部後方に二つ用意されており、セカンドワールド内での応急処置も可能な様子)。

高速移動からの超信地旋回を伴う反転や高速蛇行しつつの突進など、かなり小回りの利く戦闘機動を劇中でも披露しており、前シリーズのLBXには見られなかった新技術を感じさせる。

これに後述の装備と合わせ、攻撃・防御・機動力において高いバランスの取れた機体となっている。


外観は白を基調に赤色のラインが入ったカラーリングをしており、ミリタリーアレンジされた鎧の戦士をイメージさせるヒロイックなフォルムと、ヘッドパーツの巨大なトサカが目を引く。

フレームタイプは前述の通りのブロウラーではあるが、前シリーズまでに登場した同フレームの各機体のような重装甲のマッシブさは少ない。

機体各所の装甲量こそあるものの、同フレームのハカイオージェネラル、更には同仮想国内のDCオフェンサーと比較すると細身に仕上がっている。

「軽量型ナイトフレーム」のバル・スパロスや「重量型ワイルドフレーム」と言った趣のオーヴェインのように、同世代機は前シリーズまでの各フレームの基本イメージを変更するコンセプトが見受けられるが、ドットフェイサーは正しく「中量型ブロウラーフレーム」と言ったデザインである。


基本装備は、本シリーズより新たに導入された「マルチギミックサック」の一種である「ゼットソード」シリーズ。

組み換え可変式のウェポンであるこのウェポンセットは、指定のパーツ構成を取ることで複数武器種の単機運用を可能としている。

パターンは5通りで、下記の構成が存在する。


・片手剣「ゼットソード」+盾「ゼットシールド」

・小型銃「ゼットシューター」+盾「ゼットシールド」

・長槍「ゼットランス」+盾「ゼットシールド」

・ハンマー「ゼットハンマー」

・大型銃「ゼットライフル」


ゼットシールドにはゼットソードとゼットシューターをマウント可能であり、装備状況に応じて片方ないしは双方とも格納する。

ソードとシューターを組み合わせることでランス、ハンマー、ライフルへ派生変形させ、幅広い戦況へ柔軟に対応することを可能としており、特にランス時にはビーム刃が伸長して構築される等、従来のLBXのウェポンにおける技術がふんだんに使われている。

なお、これらはドットフェイサー以外にも一部のマルチギミックサック対応型LBXであれば、背面へパーツ一式をマウントして運用することが可能な他、演習時にアラタがソードとシールドのみをピックアップしヴァンパイアキャットMに装備させている。


マルチギミックサック以外では、ガウンタ・イゼルファーへの対抗策として細野サクヤが開発した大型銃「ドットガトリングガン」も使用した。


劇中で使用した必殺ファンクションは、マルチギミックサックを次々に組み替えつつ攻撃する高速強襲連撃「アサルトストライク」

他にも、ゼットランス装備時に「トライデント」を、ゼットライフル装備時に「ホークアイドライブ」も使用している。


ジェノックの主戦力として快進撃の中心を担う活躍を見せ、ロシウス連合のデスワルズブラザーズの撃破、要塞戦車エルドバンドの撃破、更にはエースである法条ムラクのガウンタ・イゼルファー相手にブレイクオーバーを奪うなど大活躍を見せる。


しかしデスフォレスト侵攻戦にて乱入したバンデットのラージドロイド「ドラガンゼイド」を法条ムラクとの共闘で撃破後、急襲するグルゼオンとの戦闘でロストの危機に見舞われてしまう。

アラタがオーバーロードに覚醒したことで何とか撃退には成功したものの、この際のオーバーロードを伴った操作の反動に耐えきれず、ロストは免れたが機体はコアスケルトンごと大破。

第4小隊のメカニックである仙道キヨカによって修理を受けることとなった。


うちぬけ!

修理完了後、アラタが新型LBX「ドットブラスライザー」を使用するということもあり、

第4小隊の鹿島ユノへ譲渡され、以後は彼女の専用機となった。

ユノの手によってリペイントされ、赤部分が一部淡いピンク色へ変更されたほか、左肩部パーツが黄色のカラーリングへ変更されている。

世界連合発足後の対エゼルダーム戦、対ワールドセイバー戦を戦い抜き、ロストせずに最終決戦後も生き残る活躍を見せた。



なお、漫画版では最初からアラタの相棒機として登場。セカンドワールドの地面を捲り上げるほどの怪力を誇るというアニメ版も真っ青な性能を誇る。


派生機体編集

ドットフェイサーT-A(タイプ・エー)編集

ゲーム版にのみ登場する、アキレスD9カラーの青いドットフェイサー。

前作『W超カスタム』との連動パスワードでのみ設計図を入手可能な、『ウォーズ』では珍しいパスワード機体のひとつ。


ドットブレイズ編集

ゲーム版及びホビージャパン企画にて登場した、ドットフェイサーの改修機体。

ちなみに、ゲームとメディアミックス作品で一部設定が異なっている。詳細は個別記事参照。


装甲娘』において編集

適合者の本名は「コウケツ ユリ」(CV:白石晴香)。旧版、ミゼレムクライシス版共に登場している。

ミゼレムクライシス版では、メインシナリオシーズン2から登場する。

神威大門装甲学園のトップチーム「神威α」の一員で、所属仮想国はジェノック

詳細は『ドットフェイサー/コウケツ_ユリ』を参照。


関連タグ編集

ダンボール戦機ウォーズ LBX ブロウラーフレーム 瀬名アラタ 鹿島ユノ ドットブレイズ

僚機:バル・スパロス / オーヴェイン / ライフェイン

歴代アラタ機:ドットフェイサー / ドットブラスライザー / アキレス・ディード(アラタ専用機)


マスカレードJ:踵のホイール型加速装置で高速移動を行う機体の元祖。ただしこちらはタイヤではなく乗馬ブーツの拍車がモチーフになっている。またタイヤそのものが動力且つ推進機になっているドットフェイサーと違い、あくまでもLBXのレッグパーツの挙動を補助する仕組みになっている点も異なる。


ホワイト・グリント:「アーマード・コア フォーアンサー」の看板機体。一部のファンの間では似通ったデザインであると話題に挙がることがある。

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