概要
未来の世界からやって来た物語の主人公。正確に言うと、自宅でくつろぐ新田義史の真上に落ちてくる。
未来で群馬県のある街を暴走して壊滅させた程の強大すぎる念動力の持ち主。『超人会』という組織に創られた人工能力者で、斑鳩曰く「最高傑作」だったが、上記の暴走が原因で超人会が国と対立する様になり、その元凶として追放されたという経歴の持ち主。
性格は非常にマイペースで、きれいな言葉で言えばクール。身もふたもなく言えば、適当で無気力。
寝ているか、食べる事と遊ぶ事しか考えていない。イクラが大好物なのだが、鮭の卵を加工したものとは知らずに、海で釣りをする際に釣ろうとしていた。新田に教えてもらった時に落ち込んだ。
人物像
新田との唐突な共同生活から「新田ヒナ」として豊島区立渡辺中学校1年3組に編入した。
編入したその日は、マイペースすぎる性格に加えて、そもそも一般的な学生生活に不慣れであったことも加わり、周囲から浮きまくっており、そんなヒナを支える為に隣の席であった三嶋瞳がお世話係の様なポジションに落ち着く。
その後は、その我が道を行く性格から様々な問題を起こしつつも、それなりに中学生活を堪能しており、それなりに精神的に成長していく。
単行本10巻からは、中退者や不良の多い帝辺高校に進学しており、容姿も当初に比べて成長している(新田の胸辺りまでの身長だったが、首元辺りまで伸びている)。
入学当初から弁当が冷めてマズイという理由から不登校となり、登校後もほぼ全時間授業中に寝ていたり、授業中に教室でご飯を炊くなどマイペースで周囲をドン引きさせるが、新田が作った弁当がきっかけで打ち解ける。
精神面でも、中学生時よりもある程度は成長しており、新しいパソコンを買うために始めた喫茶店でのアルバイトも特に問題無くこなしていた。
その後も自分の超能力を手品と偽ってキャバクラでアルバイトをして大金を稼いでいたりと中学時代よりも世間慣れしている。
新田との関係
新田のことを「新田」と名字で呼ぶが、対外的には新田の娘として通している。ちなみに瞳からは母親似だと思われている(アニメ版で瞳の想像中にヒナにそっくりなヒナの母親が登場している)。
当初は組織での経験から大人に不信感を抱いていたが、自身の窮地にも彼女に命令をせず、助けて貰ったらきちんとお礼するといった誠実さを持った彼を信頼する様になる。
当初は新田に家事全般を任せて好き勝手なことをする子供っぽさの方が目立ち、高校生になってからも基本的には新田に生活全般を頼りきり、全般的にはニート的な生活が目立つダメ人間になる。ちなみに40年後の未来でも新田の家に住んでいる。
そんな状況でもヒナの意思を尊重して自由に育ててくれる新田のことをなんやかんやで『父親』として慕うようになっていたらしく、新田の幸せについて考えたり、新田が落ち込んでいた時には慰めたりと、基本的には良好な親子関係を築き上げる。
十七巻では、新田の未来の為を思って、未来を変えるための行動をとり始める。