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三嶋瞳

みしまひとみ

三嶋瞳とは大武政夫による漫画作品「ヒナまつり」に登場するキャラクターの一人である。
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あれ・・・・・・何この世話係みたいな・・・・・・


CV:本渡楓

概要編集

東京都豊島区立渡辺中学校に通う少女

作中で一二を争う巻き込まれ体質と最高レベルのハイスペックさを誇る。

渡辺中学校に転入してきたヒナが偶然隣の席だったのがの尽きだった。


作中人物からは「瞳」、「瞳ちゃん」、「瞳さん」、「三嶋さん」、「閣下」などと呼ばれている。


単行本10巻から本格的に始まった高校生編ではヒナとは違う高校に進学した。


人物編集

必殺仕事人常に気苦労の絶えない彼女の背中横顔には哀愁が漂う。

性格は優しく、几帳面で断れない性格。その為、すべての元凶であるヒナと共に暮らしている新田を凌ぐ巻き込まれ体質を有している。また、知り合いに対して悪意無く無自覚に辛辣な発言をして、まわりに突っ込まれることや、人を落ちこませたりすることがある。


何事も器用にこなしてしまう呑みこみの速さと順応性を持ち、それも現在の彼女の状態を作り上げた要因の一つである。特にバーテン業や射撃などの技術系の習得は早く、あっという間に独学で達人レベルに達してしまうため、彼女にとってプロなどあってなきようなものであり、もはや超人(小柄な体格であり、身体能力はあくまで常人レベル)。しかし、本人は「どこにでもいる普通の女の子」と考えている模様。


東京都豊島区浅賀にある浅賀商店街で営業しているバー「Little Song」のオーナー、詩子に脅迫されて深夜に大学生としてバーテンダーのアルバイトをすることになったのを皮切りに、その後様々な仕事を掛け持ちするようになる。


現在の彼女は新田に紹介された家賃30万の高級マンションで一人暮らしをしながら、中学生、バーテンダー、超高層ビルのガラス清掃員、家庭教師、上場企業の社員(派遣なのに将来の幹部候補で部下持ち)などを掛け持ち、それ以外にも臨時で道路工事現場の交通整理員、レストランのウェイター、野球場でのビール販売員、果ては着ぐるみや怪人スーツの中の人などまでこなすといった具合で、しかもその全てにおいて他人から好評である。それでいて彼女の生活は破たんしていないのだから末恐ろしい。常人を超えた能力を持っているという意味では彼女も超能力少女と言えるだろう。


しかし、決して彼女の体力は無尽蔵ではなく、この生活に慣れていない頃はたまった疲れから自力でマンションの玄関にたどり着くも昏倒、次の日の出勤時間ギリギリまで爆睡したりした。また、慣れてからも授業中に居眠りを繰り返したり、担任の松谷から「負担をかけ過ぎたのかすごく疲れているみたいだ」と言われているあたり、彼女の生活は常に(体力的に)ギリギリのバランス上で成り立っているようだ。


容姿については、黒髪のロングヘアを肩甲骨のあたりまで伸ばした少女。学校以外では頭に赤いリボン(カチューシャ?)を巻いている。仕事先でPCをよく使うため視力がちょっと落ちてきたようで、最近眼鏡を使い始めた。身長146cmで中一から伸びていない。身長139cmで外見が非常に若い母親がおり、パーティで彼女と会ったバーの常連達から一定の年齢で身体の成長が停止する遺伝子疾患だと思われていた。現に原作15巻でヒナ達が見た映像の中の30歳の瞳は現在(16歳)と容姿が変わっていなかった。当人が絶望したのは言うまでも無い。


人間関係編集

上記のヒナや詩子はもちろんのこと、インテリヤクザの新田やその弟分のサブ、仕事上の上司など幅広い人脈を持つ。

基本的には誰に対しても優しく礼儀正しいが、自らに迷惑を及ぼす者には意図的に棘のある言葉を吐いたりする。特に詩子とは、瞳がいないと店に客が来ないという状況から、力関係が完全に逆転しており、一流中学生バーテンとオーナー兼雑用という訳のわからない状態である。どうしてこうなった


アンズと仲が良く純朴でたくましい彼女のためにに助言したりしている。しかし、生活レベルの違いから彼女への発言内容などに気を使っており、彼女からの質問や自慢などにうまく反応できずに慌てることもしばしば。


詩子のバーで働き始めてからしばらくして、帰りが遅すぎることから母親にいかがわしいことをしているのでは?と疑いを持たれていた。


高校編と同時に起業して会社の社長となる。そして、勤め先が倒産して無職となった父親が娘の会社と知らずに面接に訪れ、社員達に自分の父親である事を内緒にして採用する。父親は海外赴任していたので娘の現状を知らず、再就職先の社長を娘に良く似た別人だと思っている。ある意味で孝行娘と言えるだろう。


新田に対しては当初は「ヒナの父親」程度にしか思っていなかったものの、社会を経験するにつれ周囲の無能な大人達に辟易し、新田を尊敬できる頼れる大人と見るようになり、一時は理想の父親像を重ねていた。しかし、周囲にダメ人間が多く、世話焼きな新田からはイマイチ可愛げが無いと思われており、徐々に大物に成り上がっていくにつれてライバル意識や苦手意識を持たれていた。


そんな「唯一頼れる大人」である新田に対し、未来を変える為の協力を申し出るも煮え切らない態度で断られた挙句、そもそも数奇な運命を辿る切っ掛けを作ったのが「新田と出会ったこと」に気付くとついに激昂し、新田の手掛ける事業を尽く妨害し、廃業に追い込んだり、手下や部下を買収し離反させたり、心の拠り所たるアンズの屋台にまで出資話を切り出して廃業させようとするなど、持ち前の辣腕ぶりを発揮し新田から全てを奪い取る事で屈服させ、「忠実なる下僕」とした。


その後、新田と元の関係に戻ろうと試み、結果的にそれは成功するが、その際、新田への好意があることをヒナに気付かれてしまう。ヒナには「年の差は考えたほうがいい(要約)」と言われた。




仕事に対して編集

基本的にどんな仕事に対しても真面目にこなしていくので、上記の通り好評であるが本人は常に「解放されたい」と思っている。

その為、仕事先の上司達などの大人の知り合い達と高級マンションの自室で引っ越し(家出)パーティーを開いた際、母親を呼び場をめちゃくちゃにしてもらおうと画策したり、一時的にでも逃れるために2週間ほどニューヨークの英会話教室に通おうとしたりしている。しかし、それらは常に瞳の予想の斜め上を行き、失敗や更なる苦行を経験する羽目になったりする。

彼女の不幸は、上述の巻き込まれ体質もさることながら、あらゆる職業を瞬時に修得しどんなトラブルも結果的に丸く収めてしまう天賦の才を持って生まれてきてしまったことである。そういう意味では、彼女も超能力少女と言えるだろう。


補足編集

上記の通り多くの職業を掛け持ちしている彼女だが、某借金執事みたいにもともと多大な借金があったとかいうことはない。普通のアパートに普通に暮らす、文字通り「どこにでもいる普通の女の子」だった。


ネタバレ編集

実はヒナを始めとした人工超能力者達を作った組織『超人会』をコンサルティングした人物であり、未来では「三嶋会長」と呼ばれている。その後、テロ組織と変貌した同組織が興した内戦を早期に解決した事で国民的な英雄となっている。超能力の研究には関与していないが、マッチポンプ黒幕の疑いが掛かるのは必至であると推測される(多分、作中世界ではそういった創作が多数作られると思われる)。

ある意味悪堕ちした未来であるが、他人から厄介ごとを背負い込まされ続ける劇中の三嶋さんの境遇を考えればこうもなろう。


関連キャラ編集

四葉こころ:『かみさまみならい ヒミツのここたま』の人間側の主人公。声優が同じで特定の存在に振り回される苦労人なところが共通している。

ユインシエル・アステリア…『レガリア_The_Three_Sacred_Stars』の主人公である女子高生で女皇。声優が同じで集団のリーダーというのが共通している。余談だが、瞳も先天的な資質を必要としないロボット(例:モビルスーツ)なら操縦出来そうである(作中でアメリカ陸軍の訓練を受け、軍人並みの体力を得ているので)。

本条楓:『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』の主人公。声優が同じ、小柄な体格の女子高生。集団のリーダー、いつしか最強となったところが共通している。


関連イラスト編集

Hitomi瞳さん

三島 瞳三嶋瞳



関連タグ編集

ヒナまつり ヒナ 新田義史 アンズ マオ 天才 器用万能

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