概要
和名 | ヒメカマキリ |
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学名 | Acromantis japonica |
分類 | カマキリ目 ハナカマキリ科 ヒメカマキリ亜科 ヒメカマキリ属 |
体長 | オス:25~32㎜ メス:25~31㎜ |
分布域 | 日本(本州、四国、九州、対馬、屋久島、奄美大島) |
カマキリ目ハナカマキリ科に属す昆虫。
日本に分布する唯一のハナカマキリ科のカマキリである……と書かれている事が多いが、それは間違いで、日本にはもう一種、サツマヒメカマキリが分布している。(近年、外来種としてアリカマキリも発見された。)
ヒメカマキリとサツマヒメカマキリはよく似ていて、外見から判別することは難しいが、成虫の出現時期である程度判別できる。(本種の成虫は9-11月、サツマヒメカマキリは5-7月)
サツマは幼虫で越冬し、沖縄にも分布する。
特徴
雑木林や照葉樹林の林縁に生息している小型のカマキリ。
樹上にいることも多い。
褐色型と緑色型が存在するが、圧倒的に褐色型が多い。
褐色、緑色どちらの型でも、翅の縁が緑色なのは変わらない。
飛翔能力が高く、危険が迫ると擬死する。
生まれたばかりの幼虫は蟻に似た黒い体色をしている。