概要
CV:内海賢二
オベロン社の総帥にして創立者。42歳。黒髪を長く伸ばしている。
セインガルド王国客員剣士のリオン・マグナスは、彼の息子。
元は考古学者だったが、ソーディアン「ベルセリオス」を発見して以来、起業したオベロン社で大成功を博しセインガルド王国に大きく貢献した。
公務執行妨害で捕縛されていた主人公スタン・エルロン達に処罰に待ったを掛け、天地戦争の遺産である「神の眼」の回収の任務を言い渡す。
と、このように序盤ではスタンたちの後ろ盾にように振舞っていた。
しかし彼らが神の眼を回収したしばらくあとに、リオンを使って神の眼を奪取させオベロン社幹部と共に失踪、廃工場で空中都市群を復活させた。そしてベルクラントを用いて地表を攻撃し、吸い上げた大地を結集させて外殻を構築。地上を日の当たらない世界へと作り替え、自らは天上の世界の支配者にならんとする。
オベロン社幹部と共に空中都市を復活させたこの事件は続編のテイルズオブデスティニー2で、第2次天地戦争、もしくはヒューゴの乱として名前が残されている。
しかし、天地戦争の資料があまり残されていない中で決め手となったのがラディスロウで乗り込んだ白兵戦によるものだと知っており、鏡面バリアでダイクロフトを固めるなど単なる考古学者かとディムロスから驚かれた。
戦闘ではソーディアン・ベルセリオスを振るい、強力な晶術を放ったり(リメDでは詠唱中に障壁を張って妨害を阻止する)巧みな剣術を使用してくる。
pixivではリメD以降の眼鏡をかけたキャラデザで描かれることが多い。
関連項目
以下、ネタバレ注意
ベルクラントの制御ルームでの戦いにて敗れたヒューゴだが、彼は傀儡に過ぎなかった。
実はヒューゴは、ベルセリオスに憑りついていたミクトランに操られてしまっていた。即ち、全ての黒幕はミクトランであった。
これによって、妻すら省みない冷酷な性格へと変貌してしまったのだ。
そのため、彼を恐れたクリス・カトレットは生まれたばかりの娘をクレスタの孤児院に託している。
その娘こそが本作のヒロインであるルーティ・カトレットであり、更にリオンはルーティの実弟にあたる。
ミクトランの傀儡として神の眼を手中におさめ、ヒューゴはスタン一行と敵対することになる。しかし完全に洗脳されていたわけではなかったらしく、決戦の際には「命がけでこの世界を守ってみろ!」と発言している。娘を捨てたのもミクトランの陰謀に巻き込ませないためだった。
彼が娘と本当にわかり合えたのは、皮肉にも死の直前だった。
ヒューゴはミクトランに全てを狂わされ、娘への愛を離別でしか表すことができなかった憐れな男にすぎなかったのだ。
死の間際に正気を取り戻したヒューゴは娘に対して謝罪の言葉を口にする。ルーティはアトワイトに助命を請うが、既に事切れており、ソーディアンの力と言えども失われた命をよみがえらせることは不可能だった。
そしてルーティは悲しみを乗り越え、真の黒幕であるミクトランとの戦いへと身を投じることとなる。
なお、リメイク版では序盤の敵対者であるグレバム・バーンハルトが神の眼を盗みだすよう仕向けたのもミクトランに乗っ取られたヒューゴの差し金であり。世界を回らせたのも計画の内だったと変更されている。
また、決戦後の流れも変化しており、自身の肉体を媒介にして復活したミクトランがルーティにとどめを刺そうとした時、最後の力を振り絞ってミクトランを操り、ルーティ達から引き離しベルクラントを切り離して脱出させ、意識が消滅するという最後になっている。
サブイベントではミクトランによって操られている様を見せつけられるなど、よりミクトランの悪辣さが滲み出るような演出となっている。