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ビッグダンジグ

きょうせいばぐふるそうびのごくあくふりょう

ビッグダンジグは元競走馬、またの名を矯正馬具フル装備の天才極悪不良、日本競馬史上最も気性が悪かった馬。

1995年4月2日生まれ、父ダンジグ母クーラウイン、通算7戦2勝。


日本競馬で気性が悪かった馬達は、カブトシロー・カブラヤオー・ニシノライデン・サッカーボーイ・イナリワン・タマモクロス・ダイタクヘリオス・サクラエイコウオー・ヒシアマゾン・シンコウウインディ・シルクジャスティス・ステイゴールド・シーキングザパール・エアシャカール・ラガーレグルス・サクラプレジデント・ブルーイレヴン・アドマイヤグルーヴ・スイープトウショウ・ダンスインザムード・ドリームジャーニー・ナカヤマフェスタ・オルフェーヴル・ゴールドシップなどいたが、その中でも「日本競馬」史上最も気性が悪かった馬として有名。


同期のスペシャルウィークと同じ白井厩舎で、「短距離なら」スペシャルウィーク級に期待されていた程、その素質は凄かったらしい。



・・確かに凄かった、別の意味で。


1997年11月にデビューするはずだったが、アクシデントで出走取消。


1998年2月に改めてデビューしたのだが、ダート1200でいきなり出遅れ3馬身の不利、しかしその後に挽回し後続を10馬身(1秒6差)も突き放す圧勝という、滅茶苦茶なレースぶりだった。


2月の2戦目もスタートで出遅れ6馬身の不利、一気に追いつく強引なレース運びで3着。


3月の3戦目ある意味で伝説を作ったレースとなり、騎手いわく「ゲートを出たら帰ろうとするんだ」というコメント通りの、伝説のゲートUターン事件となり騎手も振り落として失格(競争中止扱い)。


4月の4戦目ここでブリンカーを装着し、後の重賞2勝馬カネトシガバナー(障害重賞も入れれば重賞4勝)に2馬身近い差で勝利。


4月の5戦目マーガレットSでまたも出遅れ、しかも2秒以上の大出遅れで12着、無期限出走停止という重い処分も下された。そしてとうとう去勢もされる。


ゲート試験をパスしなければ登録抹消という背水の陣で、あらゆる矯正馬具をフル装備で試験に挑み何とか通過。


8月から仕切り直しとなったが6戦目の900万条件戦は4着、7戦目の900万条件戦は15着。

去勢した事で狂気の気性が狂ったのか、調子も成績も悪化。


そして98年9月、才能をコントロールする事を覚える前に腸捻転で永眠、サイレンススズカのようになれなかった天才極悪不良は不遇な馬生だった。


デビューからわずか7戦(5戦)で、これだけやらかしている馬は他におらず、「日本競馬」史上最悪に気性が悪かった馬、といっても過言ではないと思われる。


出走した7レースは全て1番人気だった。


親戚にタヤスツヨシがいる。


同期はスペシャルウィーク・グラスワンダー・エルコンドルパサー・セイウンスカイ・エリモエクセル・ファレノプシス・ウイングアロー・エアジハード・アグネスワールド・マイネルラヴ、などの98世代。

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