『FIGHTING EX LAYER(略称:FEXL)』はARIKA発売の格闘ゲーム。
2018年6月28日、PlayStation4のゲームとして発売(DL版。パッケージ版は12月6日に発売)。
11月29日にNESiCAxLive2でアーケード版が発売、11月30日にSteam版が発売されている。
2020年4月1日にNintendo Switchでバージョンアップ版である『FIGHTING EX LAYER -ANOTHER DASH-』が配信された。
発売までの経緯
諸事情でお蔵入りになっていたものを原型として、アンリアルエンジンの練習用に制作したプロトタイプを2017年のエイプリルフールに『謎の格闘ゲーム(仮)』の名義で公開、対戦会が実地された。
『ストリートファイターEX』のキャラである「カイリ」「ほくと」「ガルダ」が使用可能であり、EXシリーズに類する作品であると推察された。
その後もタイトルが未定のままEXシリーズのキャラが追加され、中には同社の『ファイティングレイヤー』にゲスト出演した弊害で版権元が不明瞭となり、再登場が絶望的と思われた「アレン・スナイダー」の姿が確認された。
そして2017年11月にタイトルが『ファイティングEXレイヤー』であることが発表され、PV内で「ほくと」が「訃(しらせ)」という新キャラクターと入れ替えられ、アレンと同じ立場に置かれていた「ブレア・デイム」の出演が確定した。
2018年のエイプリルフールには新規キャラクターとしてEXシリーズの「七瀬」と同じ技を使う「鈴木 紗波音(すずき さなね)」と過去作に登場した「ハヤテ」の魂の継承者「紙手 疾風(かみて はやて)」が追加され、同作の販売本数次第では追加キャラクターを収録したDLCの発売も視野に入れていることが明かされた。
また、映像内ではエイプリルフールの体でEXシリーズのキャラの新規デザインも公開された。
2018年6月28日に発売が決定し「ほくと」はDLC追加キャラクターとなった。
キャラクターはARIKAオリジナルが多かったが、まさかのSNK人気キャラが参戦することになった。
ゲームシステム
ストリートファイターシリーズの流れを汲んだ弱中強PKの6ボタン格ゲー。
『ストEX』シリーズと『ファイティングレイヤー』をベースに、スーパーコンボのスーパーキャンセル、イージーコンボやハードアタックの他、ダッシュ、バックステップ、チェーンコンボを基本システムとして取り入れている。
また、従来のコマンド操作である「クラシック」に対し、初心者でも簡易コマンドで入力しやすくなる「プログレッシブ」との2種類からコマンドタイプを選択可能。
強氣(ゴウギ)
試合前にデッキをあらかじめ選択しておき、試合中に条件を満たすとキャラが強化されていく。
追いつめられるとスーパーアーマー状態になるもの、中段技のハードアタックがガード不能の「ガードブレイク」に変化など効果は様々。
ANOTHER DASHのシステム
ダッシュ、バックステップ、ハードアタック、チェーンコンボ、強氣が基本システムから撤廃された。
代わりに3つのEXアクションが追加された。
EXダッシュ
地上で通常技や必殺技をガードまたはヒットさせた後に1ゲージ消費して発動。
それまでの行動をキャンセルして前方にダッシュする。
発動中はチェーンコンボが使用可能。
EXアロー
0.5ゲージ消費して行う特殊なジャンプ。
相手までの飛距離を自動的に調整するホーミングジャンプとなる。
着地までの間は空中でチェーンコンボが使用可能。
EXイリューション
ガード中に1ゲージ消費して行う回避技。
硬直をキャンセルして無敵状態となって前方に飛び掛かる。
そのまま空中で通常技を出して反撃できるが、反撃した時点で無敵時間が消える。
着地まで何もしなければ着地後も少しだけ無敵状態のまま行動できる。
登場キャラクター
- カイリ
- 訃(シラセ、過去作の血の封印を解かれたほくとに相当)
- ガルダ
- スカロマニア
- ダラン・マイスター
- アレン・スナイダー
- ドクトリン・ダーク
- ブレア・デイム
- ジャック
- シャドウガイスト
- 鈴木紗波音(新キャラクター、七瀬と同じ技を使う)
- 紙手疾風(新キャラクター、ハヤテと同じ技を使う)
DLCキャラクター