概要
CV:堀内賢雄
黒蛇盗賊団の頭領の一人でソローネを含む団員達の「父」でもあるが、目的の為には手段を選ばない冷徹な性格の殺し屋でもある。
片目に眼帯をしている隻眼が特徴である。
幼い頃のソローネにあらゆる盗賊としての技術を教えてきた。
自身はもちろんソローネ達にも盗みや暗殺をさせ、欲しい物を奪い邪魔な人物を排除し、それだけで裏切り者には死を与える冷血なその一方で、ソローネに「俺の技を盗んだのはお前だけだ」と彼なりに評価する面もある。
PVでは何度かソローネと遭遇するシーンがあったが…
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※ここから先はソローネ編二章以降のネタバレを含む。
父ノ編二章では、ソローネはウィンターブルームでファーザーと再会し、相変わらず彼女を試すような事をしてきたがその一方で彼女が最初から自分を殺す事を既に知っていて、自身が依頼した盗賊団雪兎のボスの始末を彼女にさせ、隙を狙ってナイフを投げた…が、あえて急所を外しモンテワイズで決着をつける事を伝えた。
なお、過去に幼いソローネにターゲットの排除をさせるが、彼女が躊躇うのを見て「血の匂いはクセになる…パンに塗りたくなる」と狂った一面を見せていた。
その後、彼女は数え切れないくらい多くの命を奪う事に。
なお、母ノ編三章でソローネは先代の黒蛇盗賊団の首領の娘である事を知る。
さらに父ノ編三章では彼女とファーザーの過去が判明する。
そこで彼の本名は『セバスチャン』である事が判明する。
ファーザーは生まれた時から貧しさ故に盗賊として生きる事になり17歳の頃(その頃は目は両方あった)に黒蛇盗賊団となり、ある屋敷に盗みに入った時に殺し屋の女性と出会う。
彼女の名前は『マリエッタ』
彼はそんなマリエッタのナイフ捌きに惚れた。
やがて互いに惹かれ合い
二人は愛し合うようになった。
後にマリエッタはセバスチャンことセブになぞなぞを出す。
『盗めない物』は知ってるのかと。
最初はわからなかったセブだが、それが自分達の子供である事を知り純粋に喜ぶ。
そして、マリエッタや彼女のお腹の中の為に足を洗う決意をし廃教会で永遠の愛を誓うが……幸せはすぐに壊れる事に。
なんと、マリエッタは黒蛇盗賊団を創った男に惚れて自分達の間に出来た子供を殺し、彼との間に子供を作った…それが後のソローネである。
そして、マリエッタを殺害しソローネを育てる事に。
本来なら自分達の娘となるハズだった事とあの悲劇から
血に餓えるようになった自分を殺してもらう為に彼女に襲いかかる。
これまで以上に狂った姿は見ていて痛々しくも哀れである。
そんなファーザーだが、盗賊として育てられた故に普通の子供らしい遊びが出来ない幼い彼女に「ナイフがあるだろ」と言いつつも木いちごを買ってあげる事を伝えたりと彼なりに『父親』らしくする時もあった。
悲しい死闘の末についにソローネはファーザーを討つが、
そんな彼女に対して自分を殺しても自由になれないと言いつつも娘を持つのも悪くないと告げ『本当の父親』に会うように伝えながら静かに息絶えた。
その際、ソローネは初めて本音から彼を「父さん」と呼んだ。
狂った一面もあるが、彼なりにソローネを認めたりかつては愛する女性と幸せになるハズだったりと彼も悲しい運命を背負っているのは確かである。
なお、彼を倒した後に落とす形見らしき短剣は『マリエッタ』である。