CV:日野由利加
概要
宇宙の理を左右する「次元ネジ」のネジ魂の化身。この世界を創り出した「始まりの者」と対になる「終わらせる者」」にして、「止めようとする者」・ヴィーテ姫の中で育ち続けた彼女と表裏一体の存在。
次元ネジがバランスを崩し宇宙の理が緩んだ時に現れ、全てを消し去るのを役割(ロール)としている。
他者を自在に消し去る「デリート」の能力を持つ。なおこの「デリート」は、「対象の記憶を消去し本来の役割を失わせる」のと「存在そのものを消す」の二種類に分類される模様。前者の場合は周囲の人間を含めた記憶も消去され、デリートの対象となった人物が本来与えられていた役割は別のキャラにすり替わる事で改竄される。
例として、太陽系会議の水星代表のトゥル子はデリートされ映画館のもぎり嬢に、木星代表のバッティは同じ映画館の清掃員に役割を変えられ、彼等が本来いる筈だった惑星代表の座には劇中で度々登場しているモブキャラ達が据えられている。
何周目かの周回で、幼いヴィーテ姫が屁・ボーンを使い過ぎたせいで完全に壊れてしまった白ヘボットに自分の魂を与え抜け殻と化したのを機に、彼女の体を乗っ取り覚醒するために永い時間をかけて侵食を進めていった。
第29話で一時的に表に出てくる描写を経て、43話ではヴィーテ姫の乗っ取りをほぼ完了。ゼロの望みを叶えるため手始めにトゥル子やバッティをデリートし、いよいよ本格始動する。
第49話の最終決戦において完全覚醒を果たし、それまでヴィーテ姫の面影をかろうじて残していた姿も、魔女や怪物を思わせるおぞましい物へと変貌してしまった(メイン画像参照)。
しかしネジル達と対峙した際には、何故かそれまで無かった語尾に「終幕」と付ける妙な口調となっていた。
今までデリートという凶行に及んでいたのは、「ゼロと相棒だけがずっと一緒にいられる世界」を実現するためだったと同話で判明。全てを無に帰そうと、次元ネジの心臓部「コアネジ」の本体の白ヘボットこと「虚無」に命じるも、「ラスボスらしいラスボスの言う事しか聞きたくない」と拒否され、そのまま「ラスボス争奪戦ボキャバトル」へとなだれ込んだ。
安定のグダグダにより何とか勝利を収め、虚無を従え遂に全てを消し去ろうとするが、チギル達新カルテットの面々、更にオールディスとナグリの捨て身の特攻により彼等諸共消滅した。