レスリングとプロレスの試合における勝利条件の一つ。日本名「抑え込み(おさえこみ)」。
単にピン(Pin)またはフォール(Fall)と呼ばれる事も。
一方の選手が相手選手の両肩をマットに押し付けた状態で、レフェリーが片手でリングを叩き規定のカウントを数えるとピンフォールとなり、勝利が確定する。通常、アマチュアレスリングでは1カウント、プロレスの試合ルールでは3カウントピンフォールが勝利条件となるが、試合形式によっては必要となるカウント数が異なる場合がある。
主にプロレスではシングルマッチ、タッグマッチ、バトルロイヤルなど幅広い試合形式で採用される一般的な勝利条件である。フォールを奪うために多様なフォール技が用いられる。
Pixivでは、プロレス技のフォールの絵が殆ど。
主なフォール
- 体固め
「カバー」とも呼ばれる最も基本的なフォール。通常は仰向けに倒れている相手の上半身に覆いかぶさり体重をかけ、両肩が上がらないように固めてレフェリーにカウントを取らせる。柔道の横四方固めや縦四方固め等で勝利した場合もこの決まり手になる。
- 片エビ固め
体固めの体勢から片脚を取り固める。より返し難づらく、また容易に繰り出せるため、こちらも多用される。
- エビ固め
相手レスラーの両脚が上に上がった状態で、エビのように固める。主にパワーボムで相手を叩きつけた後、そのままピンフォールの体勢に持ち込む場合に多く用いられる。重心が相手の両肩から首付近にかけて移動し、より強くマット上に押さえつける事が出来る為、とても返しにくい。
- 逆さ抑え込み
その名の通り、相手と背中合わせの状態で立ち、背後から相手の両腕を絡めて自ら前傾し、相手を自分の背中越しに前方へスライドさせて肩をマットに着け、エビ固めの体勢に持ち込む。
- 丸め込み技
名前の通り、相手に絡みついて丸め込んでフォールを奪う技。
スクールボーイ、ジャックナイフ固め、ローリングクラッチホールド、グラウンドコブラツイスト・ホールドなど、多種多様の技がある。
- 逆転技
相手に技をかけられた際、その技を逆手に取ってフォールを奪う技。
パワーボムの返し技でウラカン・ラナ・インベルティダ、脇固めの返し技でキドクラッチなどが有名。