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フタコイオルタナティブ

ふたこいおるたなてぃぶ

『フタコイ オルタナティブ』とは、「電撃G's magazine」連載のオリジナル企画『双恋』のアニメ版第2作である。2005年4月から6月にかけてU局にて放送された。
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概要編集

テレコム・アニメーションフィルムが製作した第1作に続く、『双恋』を原作としたアニメ第2作。

後に『Fateシリーズ』や『鬼滅の刃』などで名を挙げるufotableが初期に手掛けた作品の一つであり、本作の評価が後のTYPE-MOONとのつながりを作った。


『双恋』を原作にしてはいるが、原作との共通点が多いテレコム版と違い、双子達の名前とビジュアルだけが同じで、性格や家庭環境、誕生日などのプロフィールも改変されている。主人公も学生から探偵業を営む成年男性に変更され、二子玉川をモデルとした架空の街を舞台とした物語になっている。

そのため、『双恋』を原作としたアニメ、という感覚で見てはいけない。

電撃G'sマガジン連載の読者参加企画を原作とするアニメは、原作が詳細な設定をあえて決めていないため、長編ストーリーを構築するに当たって、大なり小なり原作から設定改変を行なっているが、テレコム版がおおむね原作に沿った設定であることから、ufotableに裁量を与えられて制作された本作は、群を抜いた改変度を誇っている。


「双子ヒロインが全員登場する」という最低条件だけクリアして、諸々の原作からの縛りから解放されて制作された本作は、『双恋』を知らない層に大いに評価され(※)、第9回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品にも抜擢された。


※:逆説的に言えば『双恋』ファンを中心に批評の声も大きい。特にメインヒロインとして活躍する白鐘姉妹以外の双子が好きだったファンからすれば『双恋』関連の作品なのに完全に端役のゲスト扱いというキャラの扱いだったり、荒唐無稽な超展開ストーリーに不満の声を挙げられている。極論として『双恋』である必要性が無いという声すらも。


アニメ本体以外では、PS2版ゲームが発売された。


ストーリー編集

日本のどこかにある普通の下町「二子魂川(通称「ニコタマ」)」の一角で、死亡した父親の跡をなんとなく継いだ私立探偵双葉恋太郎。彼の元に、謎めいた双子・白鐘姉妹が現れ、なし崩しのまま奇妙な同居生活が始まる。犬猫探しぐらいしかない探偵稼業、個性豊かな住民たちとの触れ合い、時折騒動が起きつつも平和な日常は、いつまでも続くようだった。しかし、数年前にニコタマを混乱へ陥れた組織の魔手が、恋太郎と白鐘姉妹の“3人でいる日々”を破壊しようと、再度ニコタマへ迫っていた。


登場キャラクター編集

白鐘姉妹がメインヒロインとなっており、桜月姉妹と雛菊姉妹は1話から最終回まで登場するもののヒロインというよりサブキャラ、一条姉妹と桃衣姉妹はゲストキャラ、千草姉妹にいたっては一エピソードに少しだけ出てくるモブキャラ同然の扱いになっている。

半面、ニコタマの住民など本作オリジナルのキャラクターが非常に多い。



主題歌編集

  • オープニングテーマ「New World」

作詞:H.U.B. / 作曲:高橋諭一 / 編曲:磯江俊道 / 歌:ベ・ユミ

  • エンディングテーマ「ぼくらの時間」

作詞:逢瀬祭、ufotable、eufonius / 作曲・編曲:菊地創 / 歌:eufonius


各話リスト編集

話数サブタイトル
第1話コロッケとヘリと地下ボクシングと私
第2話ノーネーム・デイ
第3話エメラルドマウンテン・ハイ
第4話ニコパク・ラプソディ
第5話7DAYZ(…and Happy Dayz)
第6話どうして好きなのに別れちゃったの
第7話双葉恋太郎最初の事件
第8話サはさよならのサ
第9話フタコイ
第10話クマのように舞い イカのように刺す
第11話燃える二子魂川
第12話光ある場所へ
第13話3人でいたい

関連イラスト編集

沙羅双樹2(修正)沙羅双樹

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