「嫌だっ、嫌だ! 王でなくなったら余は食えなくなるっ!」
概要
CV:キートン山田(山田俊司)
『聖戦士ダンバイン』に登場するアの国の国王。キノコのような髪型をしている。
政事に疎く享楽的で狭量で臆病で怠け者と、甘やかされてそのまま大人になったニート同然の暗君を絵に描いたような人物である。
その政治センスの無さはショウ達ゼラーナ隊からも散々に陰口を叩かれ、しまいにはチャム・ファウから「あんな王様なら私にだってなれる」とまで言われてしまった。
劇中での動向(というか醜態)
ドレイク・ルフトの策動で美女とサッカーボード(酒場などに置いてあるアナログゲーム)で骨抜きにされ、良い様にされていた。ギブン家がミの国と結託し、アの国を攻めようとしているという偽の文書を手にした際に、何の吟味もせずにミの国討伐を命じてしまう。
やがてドレイク軍に襲撃されるもののショウ達のお陰で一度は撃退したが、自身の無能と横暴さで敗戦を繰り返して家臣にも見限られた末に、ドレイクに下剋上され王位を簒奪された。自身も落城の際に「城を守り、ドレイク軍と戦って壮絶に討ち死に…」などという外聞のいいものではなく、「戦闘に怯えて後ずさりした結果、城壁のヘリから転落」という名誉もへったくれもない人生の最後を飾った。冒頭の台詞は劇中最後の物。