概要
FromSoftwareによるアクションRPG『DARK SOULS』(⇒ダークソウル)の登場キャラクター。
「王の探索者フラムト」。
長いヒゲのようなヒレを備えた、首の長い魔物。本人の弁によれば大蛇。
大王グウィンの友を自称する。火継ぎのため旅立った彼に代わり、やがて来る火の時代の終わりに備えて、火継ぎの祭祀場にて長い眠りについていた。
かなりの巨体で、ゲーム中では首から上しか表示されず、どこまで体長が大きいのかは想像もつかない。
ゲームでは不死教区と病み村最奥にある二つ鐘を鳴らすことで、その眠りから目覚め姿を現す。困難を乗り越えてきたプレイヤーに薪の王たる素質を見出すと、自身の使命と、火継ぎへの道を拓く「王の器」および「王のソウル」の所在について教示し、火の時代を存続させるよう促す。
助言役以上の働きはしないものの、祭祀場でいつでも会うことができ、いらないアイテムをソウルに変換したり、上位の楔石を下位のものへ分解してくれたりする。たまに居眠りしていることもあるが、(物理的に)殴れば目を覚ます。
性格は温厚で、無闇に不死達を襲うことはしない。
祭祀場の住人も特に怖がる素振りは見せない。(厳密には無反応)
しかしながら口が非常に臭いらしく、近くにいた青ニートからは大不評であった。
意味も無く攻撃すると怒ってしまい、どこかへと姿を消してしまう。ゲームクリアに支障はないが、上述のソウル変換・素材分解ができなくなるため、追い出す意義は薄い。
攻撃時にダメージが表示されるため無敵ではないが、莫大なHPが設定されており、倒し切ることは不可能。
全ての王のソウルを回収し、最初の火の炉への扉を開くと、感動の言葉と共に、新たな火の時代への期待と人間が好きだという思いを打ち明け、扉の奥へと向かうプレイヤーを見送る。
態度や台詞だけ見れば親切なNPCといった印象を受けるが、火継ぎが事実上の生贄であることや、闇の時代の到来、その闇に与する闇撫でのカアスの存在など、不都合な事実を伏せている部分もあり、必ずしも善良とは言い切れない部分もある。
続編の『2』『3』では未登場だが、フラムト(またはカアス)と思われる石像が配置されていたりと、存在や影響力を匂わせる描写はある。