概要
「エンジェル・ハウリング」シリーズにおける偶数巻の主人公。
天然の奇跡水晶眼を左目に持ちその中に破壊精霊ウルトプライドを宿す。
1度目は8年前6歳のとき、2度目は14歳のときウルトプライドを開放してしまった。
養父ペスポルドとの再開を願う。
快活な普通の少女。ハンターとして育ったため暴力沙汰や喧嘩沙汰に慣れている。
念糸の扱いにも手慣れていて、制御不能の鋼精霊の襲撃を切り抜けてみせた。
精神的に未熟な一面を覗かせるが精霊使いとしての自覚と責任を持つことで自分の罪と向き合うことになる。
フリウ編プロフィール
6歳のとき、警衛兵立会いの下、水晶眼に入っている精霊を調べようとしたところ、精霊が暴れだし死亡者が出てしまう。この事件で両親を含めた18名の犠牲者を出すがサリオンが報告書を改竄したためフリウの罪になることはなかった(とはいえ一度目に関してはフリウが悪かったとは言えないが)。
この一件以降、村人は精霊を怖がるようになり、村に沢山いたハンターを追い出した。死んだフリウの両親も村人が怒っていたため墓標のある寝所を立ててもらえなかったという。
その後、引き取り手のないフリウを、村に通りすがったペスポルドが引き取る。以来、村はずれに住みながら精霊狩りで生計を立てている。フリウは12歳の頃から硝化の森に出入りするようになった。
14歳のとき、村に現れたウルペンがペスポルドの胸を刺す。ペスポルドが死んだと早合点したフリウは自暴自棄になり自分の意思で精霊を開放する。暴走した精霊により、前回を上回る27人の死者を出す。結果、計45人の大量殺人により指名手配されることになる。