概要
ごく一部の者が持つ超能力。
念糸と呼ばれる糸のような思念の通路を使って物体に影響を及ぼすことができる。
生まれつきの才能が必要で訓練などによって念糸が使えるようにはならない。
念糸によって及ぼされる影響は人それぞれ。
詳細
実際には糸ではなく意識が物体に触れるための通路。自分の意思を直接物質に結びつけ、結びつければ念じるだけでその物体に影響を及ぼすことができる。
紡ぐのには五感も精神力も必要ない。何の束縛も受けずに標的に触れる。
念糸は自分と相手をつないで意思を注ぐというツーアクションが必要。集中している間は隙になりやすい。
また念糸は一本しか出すことはできない。しかし熟練した念糸使いならば二つの標的に対して同時に念糸を紡ぐことができるという。
念糸能力は年齢を重ねると自然に消滅することがある。
念糸使い同士
思念の糸のため振りほどくことはできない。対抗するには(基本的には)念糸を使う以外にない。
しかし念術能力者に念糸で挑むことには危険が伴う。
敵が自分を念糸で捕らえている場合その念糸を逆行して自分もまた相手を捕らえることができるため。よって相打ちになる可能性の方が高い。
一応先に触れた方が早く影響を及ぼすことができる。
帝国での扱い
念糸能力者は少ないため帝国にとっては貴重な人材である。
そのため念糸使いが生まれるという情報が入ると警衛兵が高値で買っていく。その後帝都に引き取られ軍属精霊使いか黒衣の候補となる。
念糸能力を有するものが中央府の管理を離れたところで生まれる可能性はほとんどない。
念糸使いの子供は大金で取引される。
水晶檻と精霊
水晶檻は念糸に反応するよう加工されていて、念糸能力によって水晶檻に開門式・閉門式を仕掛けることができる。強い水晶檻であればあるほど、より完璧な開門式と閉門式を必要とする。
また精霊は念糸で形成されたサークルから逃れることができない。(詳細は精霊使い)
種類
熱する ミズー・ビアンカ
捻る フリウ・ハリスコー
切断する マリオ・インディーゴ
乾かす ウルペン
凍らせる ジュディア・ホーント
記憶と意思を植えつける ヘルケル・パナンタ
相手の位置を追跡する 黒衣
物質を透過させる 黒衣
爆発させる 黒衣
変成する エリコ・スアハ
時間を戻す リス・オニキス
瞬間移動させる イーシス・オニキス