概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE FREEZE」、漢字名は「凍」。
実体化すると氷でできた巨大な魚のような姿をとる。
その名の通り、対象を凍らせる能力を持つ。魔力を持つ者が相手でも、意識がないなどの状態であれば凍らせることは可能らしい。
氷の下を泳ぐように移動し、鋭い氷の塊で攻撃を仕掛ける。
アニメ版の小狼が手に入れた5枚目のカードでもある。
作中では
クロウカード編
第33話「さくらのさむーいアイススケート」で初登場。
さくらたちがスケート教室のため訪れたスケート場に現れ、場内の温度をどんどん下げていき、魔力を持つさくらと小狼、そして歌帆以外の人々を凍らせてしまう。
動きづらい氷上でさくらと小狼を苦戦させ、ダメージを負ったさくらまでも凍らせかけるが、小狼の「氷の中から姿を現した瞬間を狙う」作戦により封印される。
封印後は自らの動きを封じた小狼の手に収まった。
その後は第41話「さくらと小狼と砂の海」において、「砂」の動きを止めるため、さくらの「水」と共に使用されている。
『劇場版カードキャプターさくら』
物語中盤、魔導士の攻撃からさくらを守るため、小狼が「凍」を使ってさくらに襲いかかる水流を凍らせている。
さくらカード編
第60話「さくらと大切なお友達」にてさくらカードに変えられる。
エリオルの魔法でペンギン公園の遊具が次々に襲いかかってきた際、苺鈴が「凍」で動きを止めることを思いつく。寒さに弱いため封印前の「凍」に最も苦しめられた苺鈴が、その「凍」によって事件を解決に導くという印象深い展開であった。
ちなみに「凍」を使った後も遊具たちは動こうとしたが、小狼の「雷帝招来」でトドメを刺され完全に沈黙した(ボロボロになってしまったため、人が来ることに気づいたさくらたちは慌ててその場から逃げ出している)。
クリアカード編
冒頭で他のさくらカードと共に透明になってしまい、現時点で使用場面はない。
その一方で、「氷」という点で共通しているクリアカード「氷雹(ヘイル)」(こちらもアニメオリジナル)が登場している。