概要
ドラゴンボールの原作最後の敵である魔人ブウは、身体を細胞レベルまで欠損しても瞬時に修復できる程の凄まじい再生能力を持つ。これを応用して身体を自ら切り離し、伸縮性と柔軟性を兼ね備えた投擲武器として使ったり、自分の分身を作り出す事もできる。
ベジータとの戦いではロープのように伸ばした肉片で、ベジータの動きを封じてフルボッコにしている。
だがこのブウ肉の真骨頂はこんなものでは無かった・・・
「吸収」というジャンルのパイオニア
このブウの肉片が一躍有名となったのは、アルティメット悟飯に追い詰められた魔人ブウ(悪)が逆転の手段として「吸収能力」用いたからである。
ブウには他者を吸収して自分の容姿を変化したり強化する能力があったのだが、このブウ肉でゴテンクスとピッコロを包み、圧縮して取り込んで一気にパワーアップを果たした。
原作での描写は割とあっさりしており、後ろからブウ肉で包む→動けなくなったターゲットを即ブウ本体へ吸収という流れであったが、このブウ肉の威力はアニメ版であるドラゴンボールZにおいて真に発揮された。
『ブウ肉が纏わりつかれたキャラクターが振り払おうともがき、結局どうにもならない』という妙に生々しい追加描写である。
その後、体内に捕獲されている描写(肉繭などと呼称されている)と併せ、セルに丸呑みにされて吸収される人造人間18号と同じく、リアルタイムで視聴していた世代に大きな印象を与え、現在においても、吸収・同化といったジャンルにおいて大きな礎となったと言っても過言では無い。
その他
pixivでもブウ肉や肉繭関連の絵は多いが、R-18指定の絵が大半を占める為、閲覧は注意