ブサウ
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ぶさう
ブサウとはフィリピンで伝承される食人鬼アスワングの一種で、死体を盗んで食べてしまう。
ブサウ(Busaw)とはフィリピンで伝承される食人鬼アスワングの一種で、日中は米や野菜を育て豚を飼っている普通の農民にしか見えない。
しかし夜になると忌まわしい正体を現し、事故現場から運び出される前の遺体、または霊安室に安置されているものや埋葬されているものを、魔術で豚に変えて持ち去ってしまうとされる食人鬼である。
さらに遺体が持ち去られてしまったことによる騒ぎを防ぐため、バナナの幹を使って普通の人には見分けが付かない偽物の遺体を作って置いていくといわれる。
持ち去られた遺体はもちろん彼らに食べられてしまうが、豚肉だと偽って近所の人にも振る舞うことがあり、それを食べてしまったものは同じアスワングになってしまうと恐れられている。
なお、高齢などによってアルツハイマーなどの神経性の病気を発症した者は、すでに「バナナで作られた偽物にすり替えられてしまっている」という迷信がかつてはあったのだという。
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