概要
マンダランカル(Mandarangkal)とは、フィリピンで用いられているタガログ語でカマキリという意味で、この昆虫のある習性から転じて、人を喰らう魔物アスワングの一種の名として知られている。
この魔物はとても魅力的な女性の姿をしており、近年の都市伝説では盛り場にあるクラブなどで男性を誘惑し、お持ち帰りされるのを待っているといわれる。
そして彼女を連れ帰った男性が素晴らしい夜を過ごそうと、身体を重ねて欲望を放ってしまうとその命脈は絶たれてしまうのであった。
何故ならば、その瞬間彼女は長い爪と牙を生やした魔物に姿を変え、喉元に噛みついて血肉を喰らって殺してしまうからである。
なお上記の習性とは、カマキリのメスは交尾の際に生存本能からの授精を確実にしつつ産卵時の栄養補給も兼ねてオスを頭から食べてしまうことで、この魔物のありようと合致しているので名とされたのである。