概要
マンドゥルゴ(Mandurugo)とはフィリピンで伝承される吸血鬼アスワングの一種で、人間社会ではとても美しい女性に化けており、その美貌で若い男性を誘惑する。
そして結婚して妻となり、その犠牲となる憐れな男性は周囲からは羨ましがられることになるが、徐々に目に見えて不健康そうに痩せ衰えていき、1年も経たないうちに死んでしまうのだといわれる。
なぜならばこの女吸血鬼は鋭い針が先に付いた長い舌を頸動脈に刺す、もしくは眠っている夫となった男性に死の接吻をして、喉の奥から血を徐々に吸っていき、最終的には殺してしまうからである。
なおマンドゥルゴは男性が衰弱死したあとには、鳥のような正体を現し飛び去っていくという。