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概要編集

1959年に登場した、プラレールの第1号車両にして最初の架空鉄道

プラレールと言えども当時は正式なブランド名は存在せず、またシリーズ化もしていないため、1作限りのような商品名になっていた。

当時のおもちゃはブリキ製が主流だったためプラスチックであることを強調するためこの商品名になったといわれている。


特徴は後の電動プラ汽車から定着したモーターによる電動ギミックが存在せず、手転がしで走行させる構造になっている事。


デザインは当時は鉄道会社の交渉を行っていなかったためか自社オリジナルのフリーランスなデザインで、機関車は台車とキャブ部分が赤、ボイラー部分が黒、煙突と車輪が黄色のオーソドックスなB形タンク機風の蒸気機関車

その後方に黒の有蓋貨車(屋根上に通風機が表現されているため通風車に該当する)、青のタンク車(台車部分は灰色)と無蓋車、灰色の木材運搬車(丸太が取り外し可能)の4両の貨車を連結している。機関車(動力車)を含めて3両編成となったのは電動プラ汽車からである。


機関車の連結器は当初は金属であったが、後からプラスチックに変更され、現在のプラレールに至る。


復刻の歴史編集

最初の復刻は1999年の40周年から玩具業界としては異例の盛り上がりとなる復刻品ラッシュの中から「プラスチック汽車」が選ばれ、機関車にモーター、有蓋貨車に電池スペースを導入した形で機関車と一体化したものになった。

機関車にモーターを入れた都合上、初代より一回り大きくまた抜き窓が再現されておらずシールで表現されていた。車体前部の連結器も省略された。

他の3両の貨車もプラレールの規格に合わせ、車輪が露出しないようにリニューアルされている。

「アニバーサリーアルバム」では車体全体が黄色になったリペイント品が存在する。


2度目の復刻は2019年の60周年で、デザインをリファインした形で登場。

40周年モデルとの違いは機関車が無動力化し初代に近い小型の形態になり(先頭部に連結器も装備され窓部分もくり抜かれている)、モーターは有蓋貨車に移動し2両目が動力車というプラレールでは珍しい形態となった。このため有蓋貨車は逆に従来タイプよりも大柄な形態となっている。

動力車の電池カバーは新シャーシと同じネジ留めに変更された。

他の貨車3両もディティールが強化され、木材車のストッパーも強化されて電動走行時に落下しにくくなっている。


関連タグ編集

プラレール 初代 復刻

外部リンク編集

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