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概要

1998年12月23日に発売されたPS1用のゲーム。タカラトミー社(発売当時は合併前で、プラレールはトミー発売)の鉄道玩具、「プラレール」をフィーチャーしたゲームである。

当時一番人気のテレビゲーム機であったPS1と鉄道玩具の一番人気プラレールによる最強のコンビとなるはずだったが…?


実態

これ、本当にプラレール?

このゲームは、ゲーム開発当時発売されていたプラレール製品の一覧が表示される一種のカタログのような機能が存在するが、プラレール要素はこれだけだと言っても過言ではない。

なんと、このゲームは電車でGO!のように3DCGで描画されたマップの上を運転するシミュレーターゲーム。なお各鉄道会社の許諾、承認を得ていないのか駅名は中央東線函館本線東海道新幹線(いずれも主要駅のみ収録)を少しもじったものとなっている。しかも線路もリアルな線路である。プラレールのゲーム化とは建前だけで、この当時の電GOブームに便乗して発売されたものと考えられる。

さらにはプラレールで商品化されていない車種が出ており、JR私鉄問わず多種多様な車両が入り乱れて登場するなど今では考えられない内容だ。路線が上述の中央線、函館線、東海道新幹線それぞれのもどきの3種しか存在しないため、その車両にふさわしい路線が存在しない場合が多いうえに車種が約40種類と路線の数に対して多すぎる。車種解放のための作業ゲーと化すことも考え物である。

この当時は国鉄民営化からようやく10年経った時期であり、商品化許諾に関する考え方が現在とは異なる時期であった。鉄道は公共物という考えの元、許諾を得る必要がほぼなかった。国鉄民営化~2000年代前半あたりまでの鉄道関連の商品を語るうえでは避けられない(?)話題である。


PS2では動かない

PS2後期に製造された薄型のものでは、ゲーム開始後にフリーズする不具合が存在するため、厚い初期型やPS1でのプレイを推奨する。

PS3での不具合報告はないが、薄型PS2の後に製造されたものであるため同様の不具合が発生する可能性が考えられる。

とされているが薄型PS2で動作し、初期型PS2で動作しないという報告があり逆のケースの可能性が考えられる。


よりプラレールらしいソフトの存在

実はWindows95が登場して間もない1996年にデジタルプラレールという、ソフト内でレイアウトを組み、プラレールを動かすことができるソフトが発売された。

また、A列車で行こうを開発・販売するアートディンク社協力の下で開発された夢がいっぱい!プラレールで行こう!というゲームが2002年1月末に発売されており、こちらもデジタルプラレール同様ゲーム内にレイアウトを組めるゲームとなっている。

現在ではこれらのソフトも過去のハードウェア、OS用のものとなっているためプレイが困難である。精神的続編ともいうべきスマホゲームのツクレールが登場しているので代わりにそれをプレイすることをお勧めする。なおツクレールは一切プラレールとは関係ないものの、ターゲット層やタイトルは明らかに意識している作品である。

また「夢がいっぱい」と同年に発売されたPS1ソフト「プラレール 鉄道ものしり百科」というものも存在し、こちらはプラレールを題材にした知育ゲームである。なお当時のPS1で展開されていたキッズステーションのブランドで発売されていた。

また、同じ運転ゲームでも実際の鉄道駅と同じ駅名を使用したゲーム玩具「僕はプラレール運転士」シリーズが登場している。

初代はテレビにつないで遊ぶタイプであるが、現行版は玩具単体で完結している。

また、Wiiウェア版も存在するが、こちらは現在Wiiのストアアプリがサービスを終了したため入手不可能。なおソフトウェアだけで1000円と安価だったためか、N700系C12の2車種のみ運転可能という簡素な内容にとどまっている。しかしこのシリーズは線路があの青い線路となっており、プラレールのブランドを意識したものとなっている。


総評

プラレール初の運転ゲームではあるものの、その内容は「プラレール」の冠を返上した方がいいのかもしれないものであった。しかし、それらを改善した後発作が複数出ているため完全に失敗したとは言い切れない



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プラレール

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二番煎じ:ありていに言えばこれに当てはまる。

レアゲー:おそらくプラレールのデジタルソフト化されたものでは一番マイナーかもしれない。

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