演:香山浩介
概要
ベーダー一族の前線指揮官。ヘドリアン女王に絶対の忠誠を誓う武人であり、部下からも信頼されている。その武人肌は敵であるデンジレッドからも認められているほど。
骸骨モチーフの鎧を着こみ、口ひげを蓄えた剣の達人であり、第三勢力と化したバンリキ魔王とも互角に渡り合う実力を有する。また、男女問わず変装もこなす。
戦術家としての面も持っており、劇場版ではデンジピンク救出に向かうデンジレッドらの行動をシミュレートし、対策を練る場面を見せている。
基本的に真面目な人物として描かれるが、6話での少女の日記を情感たっぷりに朗読する場面や、25話での黄山の恋愛模様を報告する場面など、無自覚にコミカルな役を演じることも少なくない。
終盤では一族を牛耳ったバンリキ魔王によって特攻任務を強制された(部隊を指揮せよという話だったが「他の機体は破損した」という理由で単独にされた)が、デンジレッドにこれをかわされたことで失敗。デンジレッドは彼を倒す絶好のチャンスであったが、「傷を負った者には攻撃できない!」と言い、彼を助けた。
重傷を負いながらもなんとか帰還し、バンリキ魔王に散々に罵倒され足蹴にされたことで、ベーダー一族の誇りを踏みにじられたヘドラーはついに激昂。
「電子戦隊を倒すのは、我らベーダー一族でなければなりません。バンリキ魔王に手柄を奪われるくらいなら……!」
デンジマンはベーダー一族にとって絶対の敵。だからこそ、勝手にやって来て我が物顔で暴れるバンリキ魔王などに邪魔をされてはならない。
全ての決着は、電子戦隊とベーダー一族でつけなければならない。
ヘドリアン女王に懇願し、使用したものは怪物と化す呪いの宝剣「ベーダーの剣」を授かると最後の戦いに出向く。
電子戦隊とバンリキ魔王の戦いに乱入すると、自ら巨大化してダイデンジンとの巨大戦に挑むが、力及ばず戦死。最期はベーダーの剣で電子満月斬りを受け止めようとしたが受け止めることはできずに剣もろとも斬られてしまった。
なお、顔出し幹部であるためか、ベーダー怪物やバンリキモンスのように真っ二つに斬られて倒れて爆発という流れではなく、満月斬りでの亀裂が彼の身体全体に走った後に大爆発という流れになっている。
直前の騒ぎからベーダー魔城が乗っ取られていることを察していた電子戦隊は、その壮絶な最期を敬礼で見送るのだった。
「ヘドラー将軍に敬礼!」
余談
- 戦隊シリーズとしては初の、かつてヒーローを演じた俳優による悪の幹部(仮面ライダーシリーズではゼロ大帝がいる)。また考え方によってはイケメン幹部の走りとも言える。
- 関連書籍では髭のない状態のスチール写真が公開されている。
- 演者の香山氏は前作第39話にもゲスト出演しており、青梅大五郎/デンジブルー役の大葉健二氏とは宇宙刑事ギャバン第16話でも共演している。