ヘノドゥス
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へのどぅす
爬虫綱・板歯目ヘノドゥス科
三畳紀後期(2億1500万年くらい前)のヨーロッパに生息していた爬虫類。名前の意味は「単一の歯」。
大きさ1m程で、とても立派な甲羅を持つその姿はカメによく似ている(カメ類も既に登場していた)が、系統的には首長竜に近く、三畳紀に絶滅した「板歯類」という原始的な爬虫類の仲間。
また甲羅の作り自体もカメと異なり、細かい骨が集まってできた鎧のようなものであった。
※ちなみにカメの甲羅は肋骨が土台となり、その上に張った皮膚やウロコが甲羅を構成している
当時はまだモササウルスや大型のプリオサウルス類(リオプレウロドンやクロノサウルス等)といったモンスターはいなかったが、サメ等の大型の肉食魚は普通にウヨウヨいたため、身を守るために甲羅として発達させた、いわゆる収斂進化によるものと言われている。
歯はほとんどないが、その代わりに顎の淵が鋭い嘴のようになっていた。
この淵で貝類等を食べていたようだ。
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