"もう戻れないわ。待っているのは死だけよ。"
概要
ゲーム「DarkDeception」の登場人物。黒いドレスを身にまとったミステリアスな女性。
主人公にスキルの解放などのサポートを行う。悪夢へは同行しないが主人公の頭を覗く形で状況を把握しているらしく、状況を切り抜けるためのアドバイスをしてくれる。たまに野次もとんでくる。
彼女も何らかの目的で使用者の願いを叶える悪魔の指輪の欠片「リングピース」を狙っているらしく、時にダグを利用しているとおもわれる言動を見せる。しかし悪夢の中に一部干渉したりと基本的には協力的。
普段は「BALLROOM(舞踏室)」を本拠地としている。
BALLROOM
ビアスが普段本拠地としている空間。彼女が昔住んでいた屋敷の部屋の形をしているらしい。
周囲には10のポータルが位置しており、ここから各ステージへリングピースを奪いに行く。
ポータルは彼女が開閉しており、ダグがリングピースを獲得した後に開かれる。
またこの空間はマラクの力が介入できないようになっているらしく、中央の扉に彼の目玉が佇んでいる。ただ決して安全とは言い切れず、この封印が解かれると・・・(後述)
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⬇︎この先ネタバレ注意！！
「私が恋しかったかね？ビアス」
ダグに掛かったマラクの呪縛の効果により、マラクが眼の封印を解いてBALLROOMに侵入してしまった。今までの悪夢のモンスターもBALLROOM内に入り込んでしまい、ビアスは応戦するが、抵抗虚しくマラクに今まで集めたリングを奪われてしまった。しかしビアスは、自身の魂と結びついたリングピースを暴走させ、マラク達をBALLROOMから追い出した。しかし、まだ操り人形となっていたダグは“処刑場”に連れて行かれてしまう。そこでマラクは、ダグにビアスの過去について明かす。
１世紀前、ビアスは映画スターになりたがっており、そのためにマラクに魂を捧げた。
だがしかし、ビアスは契約から逃れるためにリングを手に入れようとしたが、マラクが砕いたことで失敗に終わった。が、その欠片のうちの１つが彼女の魂が結合したのだ。そしてその力で自身をBALLROOMに封じ込めたとのこと。
帰還後、ビアスの体にはなんともなかった。曰く「マラクがどれだけ傷つけても回復するわ。マラクは支配くらいはできるけど、私を殺すことは無理よ」との事。
ビアスは自分が何故映画スターになりたかったのかを語った。
ビアスが生きていた時代は残酷さで満ちており、その現実から逃れるためにスターダムになりたかったとの事。
この先さらなるネタバレ注意
過去
ビアスの過去はストーリーでは基本的に上記の襲撃の時まで語られたことはない(たまに自分の話をすることはあるが、どれも契約に関する話ではない)。しかし、「ビアスの日記」という要素が存在しており、そこからチャプター1のときからでも彼女の過去を知ることができる。日記の解放条件は各悪夢でSランクを取ることとかなりの高難易度。
音声ログで、内容はビアスが自分の過去を語るもの。
ビアスは夢である映画スターになるために「エドガー」という男と婚約した。エドガーはよく友人達と夜中にパーティーをしており、ビアスは寝室からそのパーティーを見ていた。パーティーとはヤギの仮面などで仮装し、悪魔であるかのように振る舞うというもの。また彼の友人の半分は撮影スタジオで働いており、残りも町で最も強い権力を持つ者であるため、ビアスはその中の誰かが自分を映画スターにさせてくれると目論んだのである。
パーティーに見慣れない人物が来ており、成り行きで「ビクター」という名の人物とベランダで一服するような形となった。会話の最中、黒魔術についての話となり、そこでビクターから「富や名声と引き換えに魂を売った者の逸話」を知る。ビアスは信じられないと言ったが、彼はビアスが「何を欲しているか」、それを手に入れるために「何をするつもりか」が重要だと言った。
ある時突然映画会社から、俳優の相手役のために台詞を読んでほしいと連絡が来た。ほとんどの台詞を噛んだが、皆はむしろ気に入ってくれていた。
この数ヶ月でビクターが見せてくれた"儀式"から様々なことを学び、さらに単独で儀式を行うために、儀式の全ての言葉を暗記した。そして必要な生け贄を、「メイドの娘」にしようとしていた。
ついにメイドの娘を手にかけて儀式を実行。そしてマラクと契約を交わす。しかしその見返りとして、7年と1日後に魂を徴収されることになった。それ以来電話が鳴り止まず、たくさんのスタジオが彼女を求め、映画スターや実業家をもてなした。エドガーがそれをどう思っているかはどうでもいいという。
"私は欲しいものを手に入れた。あいつはもう必要ない。"
儀式の翌日、ビクターが突然姿を消した。誰も彼がどこに行ったか分からない。
契約により映画スターとなったビアス。出演のために何でも用意してくれる撮影スタジオに、愉悦を感じていた。
そして、ビクターを用済みとして半年かけてヒ素で殺害した。そして捜査が開始されようとしたときに、「天国のふるい」の存在を知り、エドガーの莫大な財産を利用してそれを探し求めようとした。
指輪を手に入れるために行動をしたビアスだが、契約の期限がもうすぐ訪れようとしていた。マラクの仕業なのか、次から次へと遅れがでてしまったらしい。なんとしてでも契約から逃れるために悪魔を出し抜こうとしていた。
契約から逃れるための儀式に疲労している中、ビアスはいつの間にかBALLROOMにたどり着いていた。そしてその空間が住んでいた屋敷のBALLROOMであると分かり、知る限りのメイドの名前を呼ぶが応答はなかった。
BALLROOMには見知らぬ扉がいくつかあり、それらがどこにつながっているのか試すつもりだという。
煉獄のような悪夢に閉じ込められ、指輪の欠片を手に入れられずにいた。マラクが指輪の欠片を"牢獄"に散らばらせ、怪物達に守らせていた。
何度も何度も欠片を手に入れようとしたが、最初は巨大なクモ、そしてネズミ、さらにはオムツとヤギの仮面だけを身につけたエドガーと、心の奥底にある恐怖を利用しており、毎回それらに阻まされていた。
チャプター5にも日記が用意されており、それらを全て手に入れることはある出来事につながっているらしいが…?
