概要
なんと、スクウェア・エニックス社が展開するMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下FF14)との
コラボレーション企画により、FF14からゲスト出演したモンスターである。
コラボレーションでモンハン以外の他タイトルから、
ゲストやそれらを模したモンスターが出演、というのは既にMHFやMHXR、MHST等で前例があった。
しかし、今回のベヒーモスはそういった側替え+αではなく、完全に独立した新規モンスターの1種となっており、これは3Dモデルを使用するシリーズにおいては初の事例である。
別名はド直球に「魔獣」。
コラボ先で用いられている異名をそのまま拝借した形である。
紫色の体色に筋骨隆々の四足歩行の獣型の体躯、前方に突き出た立派な角、刺々しい鬣と尻尾、そして並み居るモンスターを圧倒する程の巨体が特徴である。
骨格はマガラ骨格をベースとした新規骨格となっている。
動きのベースはネルギガンテのようで、発見時の咆哮やごく一部の攻撃、乗りの際の暴れるモーションが同じ。
ただし、先述のように同じ攻撃モーションはごく一部であり、オリジナルのものが多い。
体躯はそのネルギガンテとは比較にならないほどに巨大。
サイズは3423.65cm固定となっており、つまりは超大型モンスターである。
この巨躯でありながら二足で立つ事もあり、更に筋肉隆々の四肢を振りかざして襲ってくるため、いざ対峙してみるとかなりの威圧感を感じられる。
そして以前より注目が集まっていた種族分類は、なんと古龍種。
どうやらモンスターハンターの世界では、ベヒーモスが繰り出す「魔法」は他の古龍同様の摩訶不思議な特殊能力に類するものと捉えられたようだ。
実際、FF側の世界観を色濃く残す超常的な存在であるベヒーモスは、古龍種の特徴である「他の生物とは一線を画する強大な存在」、「通常の種の定義に収まり切らない、"存在自体が例外"とでも言うべきモンスター」そのものであり、モンスターハンターの世界観に照らして分類しようとすれば古龍と見做されるのは妥当と言える。
生態
「エオルゼア」と呼ばれる異世界より、突如「新大陸」に現れたモンスター。
筋骨隆々の巨体、2足歩行も可能な強靭な四肢、2本の大きな角と刺々しい鬣に加えて巨大な尾を有するなど、既存のモンスターには見られない独特の身体的特徴が見受けられる。
しかしその力は並みの生物を一切寄せ付けず、自然の秩序を凌駕して余りあるものであり、ハンターズギルドは本種を正式に「古龍種」に相当する生物と定め、《魔獣》という別名を与えた。
正体不明の力をもってして巨大な雷撃や竜巻、果ては隕石までもを自在に引き起こす姿が目撃されている。
調査団が入手した素材の調査から、本種の鬣は「魔力」と呼ばれるエネルギーを帯びていることが判明しており、現時点ではそのエネルギーの作用によって天より隕石を呼び寄せているのではないかと推測されているが、調査の困難さから詳しい原理は不明である。
圧倒的な巨体から繰り出される猛攻、次々と発生する摩訶不思議な超常現象は脅威そのもので、輝かしい功績を打ち立てたハンターですら単独での狩猟は無謀とされる。
一度敵視した生物を徹底的なまでに攻撃するという荒々しい性質を持ち、閃光や煙幕、状態異常などの強烈な妨害を受けない限り、見定めた対象の殲滅を最優先とする。
とりわけ頭部を狙う者はベヒーモスの怒りを買いやすく、隕石や火柱、竜巻などによる凄まじい破壊力の集中攻撃に晒されかねない。
凄腕の狩人であろうと一度敵視を向けられれば命の保証はなく、無策での交戦は極めて危険である。
ただし複数人による狩猟においては、この性質を逆手に取って
防御の術に秀でたハンターが囮になりながら狩猟を行うという戦術が成立する。
攻撃役、囮役、回復役に分かれた緻密な連携が必須となることは言うまでもないが、上手くいけば魔獣の繰り出す猛攻をある程度抑え込むことができるだろう。
本種の最たる脅威は、自らに深手を負わせるほどの生物と遭遇した場合にのみ繰り出す最大最強の攻撃、巨大隕石を召喚し落下させるという信じ難い大技「エクリプスメテオ」だろう。
激突した巨大隕石から生じる超広範囲の衝撃波は隣接するエリアにまで波及し、それを浴びたが最後、どれほど堅牢な防具に身を固め、特殊な装衣を纏っていたとしても一瞬たりとも耐えきれずに力尽きてしまうほどの壮絶な破壊力を誇る。
現状この大技を自発的に防ぐ手立ては存在しないが、本種が空から落とす岩石状の物体、通称「コメット」を遮蔽物として利用することで、巨大隕石の爆風と衝撃を辛うじて防げることが確認されている。
本種の素材は見た目に違わぬ頑強な特性を持ち、その素材で作られた武具は例外なく強大な力を宿すという。
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モンスターハンター ファイナルファンタジーXIV ベヒーモス(FFシリーズ)