あたしね あなたのために割ける感情なんて無いの えへ
※変身者の詳細→多田蘭朶
概要
多田蘭朶の魔法少女としての姿。トレスマジアとは別の魔法少女チーム「シオちゃんズ」のメンバー。
元はトレスマジアとは違う場所で「マジアブラン」として活動をしていた魔法少女(チームなどを組んでいたかは不明)だったが、ロード団の魔法少女狩りに遭い敗北。ほかの魔法少女はトランスアイテムを略奪もしくは破壊されたが、彼女は「弱すぎて狩る対象にならない」と捨て置かれた。
その際にロードエノルメの強さに対して心酔にも似た感情を抱き執着をするようになり、突如現れたシオちゃんズの一員として作中初登場する。
後述する能力と蘭朶自身の精神状態を反映してか衣装は頭や腹部、下腕などを包帯で乱雑に巻いた異質な服装になっている。マジアベーゼ(柊うてな)からは「魔法少女としてはいささかダークな印象」と思われている。
その能力は「真化」を保ち続けているが、ほかの2人と異なり感覚派であり、最大の特徴が「自身の血を使って攻撃」であり、等身大の大鎌に変化させたり、刃状にして射出する【血の舞踏(プルートタンツ)】で攻撃を行う。また、パンタノペスカ(桃森百花)が作成したゴーレムに血を入れることで操るなど、応用が効きやすい能力となっている。さらに彼女自身、恐怖や苦痛といった感情が欠落している為、「自分の体を傷つける前提」であるこの能力とのシナジー効果もかなり高い。
ただしそれゆえの燃費の悪さが唯一の弱点であり、自身の血液を使う以上、大きく能力を使うとエネルギー不足に陥るため、常に食事を摂る必要がある。そのため、猿轡などで口を塞がれると、エネルギーの供給が行えないため、能力の行使が実質不可能になる。
マジアブラン
トレスマジア同様、ヴァーツにスカウトされた魔法少女。
トレスマジアやシオちゃんズの2人と同じ魔法少女共通と思われる衣装で色は不明。シオちゃんズに加入してからは「ベルゼルガ」を名乗り「真化」を保ち続けているためこちらの姿にも変身していない。
この姿から「真化」を行ったと推測されるので、マジアブランを知る者たちからは、「魔法少女狩り」にあった魔法少女であることには気付かれていた。
戦闘スタイルは不明。
余談
名前の「ベルゼルガ」はドイツ語で「狂戦士(ベルセルク)」のこと。
多少のシャッフルはあれど順番は概ね原作準拠のTVアニメには、原作初登場が7巻35話と先なため当然未登場だが、TVアニメ第8話において敗れた魔法少女の中に原作にはいなかった、「ベルゼルガに似た髪飾りと髪型の魔法少女」がいたため、一部ファンからは「マジアブランではないか?」と言われている。ただし、原作でのマジアブランは髪飾りが存在しないので本人かは不明。