概要
シオちゃんズとは、漫画『魔法少女にあこがれて』に登場する魔法少女チーム。
悪の組織「エノルミータ」と戦っている。
第35話のラストで初登場。魔力が暴走したマジアベーゼ(柊うてな)にイミタシオ(忌田シオン)の大剣を刺すことで暴走を止めた。その存在は、ほかの魔法少女チームにも加担しているヴァーツも、エノルミータ側であるヴェナリータも知らなかった。
しかし、同じ魔法少女チームであるトレスマジアからの共闘要請をシオンが「あなたたち弱すぎるから」と拒否。マジアアズール(水神小夜)が反抗するも、既に体力を大きく消耗していたこともあり、ぺスカの拘束とシオンのスパンキングに手も足も出ず、しばらくの間対立状態が続くことに。
さらに、お化け屋敷を生成した上で花菱はるかたちを巻き込んだ際には、うてなに対し、「お前がマジアベーゼであること」と、正体を知っている発言をした(うてな以外のエノルミータの面子も正体が知られていた)。そしてベーゼに「マジアベーゼであるお前にエノルミータであるお前らに屈辱を与えること」と語っており、その目的の達成のために一般人であるはるかたち(ベーゼははるかたちが魔法少女であることを知らない)を巻き込んでも構わないという姿勢に、魔法少女好きなベーゼも「お前ライン越えたな」とブチギレる程であった。
しかし、ヴェナから「『魔法少女狩り』で得たトランスアイテムが2つ無くなっていた」と言われたことや、ベーゼが最後の抵抗として、イミタシオのお尻に触れた瞬間、イミタシオが突如態度を豹変させたこと、ベーゼが感じた「イミタシオのお尻の感触」から、その正体が明るみに出る…
メンバー
関連タグ
イミタシオ パンタノペスカ ベルゼルガ(魔法少女にあこがれて)
敵対組織→エノルミータ
もうひとつの魔法少女チーム→トレスマジア
シオちゃんズの真の目的
※この先、『魔法少女にあこがれて』第45話〜48話のネタバレが含まれます。
「『魔法少女狩り』で得たトランスアイテムが2つ無くなっていること」と、イミタシオのお尻の感触から、ベーゼが導き出した答え、それは、イミタシオの正体は、かつて「ロード団」としてエノルミータに反旗を翻しベーゼたちと対立、最終的にベーゼに敗北後、姿を消したロードエノルメであることだった。
ベーゼに敗北後、シスタギガントに「処分」されたはずのロードは実は生きており、ナハトベースから「魔法少女狩り」で得たトランスアイテム2つを持ち出し脱走後、蘭朶に救助される。蘭朶の看病を最初は拒否していたが、蘭朶の「愛」と「憧れ」を受け入れた彼女は、本名が「田中みち子」であることを明かす。その後、持ち出したトランスアイテムで魔法少女に変身する。この際に百花が「蘭朶の高校の同級生」ということで同席していた。このとき、残りのトランスアイテムを百花に渡し、「1人でも手駒が欲しい」として仲間に加え入れる。
みち子は当初、自身の魔法少女としての名前を「にせマジア」にしようとしていたが、百花から「ダッセーですわ」と切り捨てられる。しかし百花から「『偽物』はスペイン語で"imitación(イミタシオン)"ともいう」と言われたことにより、「イミタシオ」と名乗ることに。
つまり、シオちゃんズの真の目的は、「イミタシオが、かつて自分に屈辱を与えたエノルミータ、特にマジアベーゼに対する復讐」であり、ぺスカ・ベルゼルガは、イミタシオにとってあくまでも「目的達成のための手駒」にしか過ぎなかった。しかし、エノルミータによってベルゼルガが人質に取られてしまう。トレスマジアも加勢するが、イミタシオは「私が助けねば意味がない」と拒否。ベーゼに一度は捕らわれるも、「ベルゼルガを失いたくないという思い」に街中から応援の声が上がり、「本物の魔法少女」として覚醒。ベーゼを弾き飛ばしベルゼルガを救出した(ちなみにこの件はうてなが「光堕ちヒロインを生み出したい」という思惑もあった)。
この件以降、イミタシオはトレスマジアに謝罪をした上で、エノルミータのライバルとして戦うことになる。